ジャンプSQで最後に掲載された話の次に、描き下ろし最終話を65ページ分追加した最終巻です。
千代谷高校吹奏楽部の物語も、これで終わり。
内容としては、今までただ成り行き部長として、そして成り行きトランペット奏者として吹奏楽部を続けてきた平音、そして千代谷高吹奏楽部に、県内最強高校賢洋高校の吹奏楽が、大きな心境の変化をもたらします。
そこには何の邪念も無い。ただ、自分たちの音楽を、そして自分の音を奏で演奏したい。賢洋には賢洋の。千代谷には千代谷の音楽がある。それに気付いた部員たちは一回り成長したのでしょう。
そして、この衝撃的演奏に一番影響を受けたのは間違いなく主人公の平音でしょう。
今まで流されるままにトランペットをやってきた平音が、真に音楽に目覚めたこの瞬間に、オッサン読書である私は平音に軽い嫉妬を覚えました(笑)
描き下ろし最終話では、本誌では掲載されなかった千代谷高校の順位と、その後の千代谷高校吹奏楽部の状況が描写されていますが、その気になる内容は単行本を買っていただくとしましょう。
個人的には一番最後の平音の表情を見て、実に奇麗に終わらせたなぁと言う想いが強く残りました。打ち切りになってしまったのは非常に残念でしたが、この描き下ろし分を含めた終わらせ方は実に良いなと。久々に爽やかな漫画を読ませていただきました。