毎巻読むたびに、すごいなあすごいなあと思ってはいたが、
本当この作品はすごい。
とにかくその雰囲気がすごい。もう隔絶されてる。隔離。
もうキャラクターの可愛さが凄まじい。表情がいちいち愛おしい。
絵のタッチも繊細を極め、その脆いほど隔絶された美しい世界に強い憧れを抱く。
しかし決して入ることも近寄ることもできない。
タッチのせいもあるが、もう全てが夢、白昼夢のように感じる。
白い。本当に白い。だから要所の黒の重さは半端じゃない。
一見何も感じないようでもスッと入り込んでくる感じの重さだ。
今巻には最も重い黒のページがある。
白と黒の使い方の絶妙さは抜けていると思う。
本当これほど白い主人公は見たことがない。
そのただただ純粋な思いが純粋な白と黒を生む。
あるページの空と同化しそうな主人公の表現はすごい。
作者の表現力の自在さがどんどん広がっていて驚く。
この毒さえも徹底的に美化される世界は唯一無二だ。