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私は途中まで文庫版で買い、それから新書版を集め始めたのですが、最初は挿絵のない文庫版で読むのもいいと思います。
自分だけの『デルフィニアワールド』を楽しめますし、新書版はなかなか手に入りにくいようです。
余談ですが、うっかり茅田先生の作品のはまってしまった方は、
『デルフィニア戦記』→『スカーレット・ウィザード』→『暁の天使』→『クラッシュ・ブレイズ』の順番で読まれることをお勧めします。
なぜかと言いますと、話がつながっているからです。
『デルフィニア戦記』と『スカーレット・ウィザード』の順番はどちらが先でもいいかと思いますが、他は上記の順番でないと折角の感動が薄れてしまいます。
私がそうでした……。
どうせ全部読まれるのであれば、この順番をお勧めしたいです。
●キャラクターの魅力
とは言っても、ただの「キャラ小説」ではなく、「キャラが立ちすぎてる小説」です。強い少女リィ、ではなくて、強すぎる少女リィはその筆頭。(走れば馬より速いし、大の男を軽く叩きのめす12才)他にも、天然ボケぎみの王様、その親友の山賊、女たらしの騎士団長などなど…。
デルフィニアに限らず茅田さんの作品は、どれも登場人物の個性が強烈なので、彼らが動いているのを見るだけでも面白いです。
●お約束な展開
戦記ということで、デルフィ二ア国をメインに、さまざまな動乱やら謀略やらが繰り広げられていくのですが、先行きが不安になるイベントはほとんどありません。各キャラが強すぎて強すぎて、窮地に立たされる事がほぼ皆無だからです。注目すべきは勝敗ではなく、イベントをどのような珍策で解決するか。
西洋風の世界が舞台なのに、構成はどこか時代劇に似ています。
●堅苦しくない
読み始めたらすぐに年代記が始まった!とか、この人とあの人って同一人物?別人?などと苦しむことが一切ありません。キャラクター数はかなりの多数ですが、書き分けがお上手で…。個性豊かなキャラたちの会話一つ一つに笑わされます。(ウィットのきいた笑いではなく、親近感の沸く笑いです。よって電車の中では読めません)
だからこそ、ストーリーの奥深さを求める人には向かないかもしれません。十二国期のような細かな設定もないし。
描写が読みにくいとか、イベントが大げさすぎるとか、どうしてそこで陣を引くんだとか、突っ込みどころは色々ある小説ですが、笑えるファンタジーランキングがあったら、1位はコレになりそうです。
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