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放射能から子どもの未来を守る (ディスカヴァー携書) [新書]

児玉 龍彦 , 金子 勝
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

国会の参考人説明で、内部被曝研究の第一人者・児玉龍彦教授(東京大学)は、満身の怒りを表し、「国はいったい何をやっているのですか!」と政府を糾弾した。
子どもと妊婦を守ることを最優先にすべきであると涙ながらに訴える児玉教授の姿はYouTubeで繰り返し流され、大勢の人々共感と支持を得た。
一方、不良債権問題、小泉構造改革を厳しく批判してきた金子勝教授(慶應大学)は、誰も責任をとろうとせず、失敗も総括しないところに、
「失われた20年」と今回の原発事故との共通点を見いだし、3月11日直後から警鐘を鳴らしてきた。

原発事故と、その後の無責任な対応により、住む家を追われ、仕事を失い、子どもたちの未来に不安を抱かなくてはならないという理不尽な現実に対して、盟友・児玉龍彦教授と金子勝教授が熱く語る、魂の対談!

〈帯コピー〉
政府の無策ぶりを国会で糾弾した内部被曝の第一人者と、「失われた20年」を厳しく批判し続けてきた経済学者の魂の対談。
感情をあらわに、理不尽な現実に怒りを表明することができる。そんな学者たちが、今この時代にいるのは、ものすごく心強い。

内容(「BOOK」データベースより)

政府の無策ぶりを国会で糾弾した内部被曝研究の第一人者と「失われた20年」を厳しく批判し続けてきた経済学者の魂の対談。

登録情報

  • 新書: 200ページ
  • 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2012/1/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4799310852
  • ISBN-13: 978-4799310854
  • 発売日: 2012/1/21
  • 商品パッケージの寸法: 17.7 x 11.1 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0 とりあえず読んでみよう 2013/5/12
形式:Kindle版|Amazon.co.jpで購入済み
 表題から想像されるようないわゆる「除染」などの問題だけではありませんでした。

・100ミリシーベルト以下の低線量の放射線が
危険かどうか。
児玉さんの方から、東大の教授会で放射線科の先生が
「100ミリシーベルトで0.5%癌死が増える」と発言したところ、
公衆衛生の教授が「100ミリシーベルトで0.5%の癌死増加は
100万人では1500人ということで、
これはある化学物質の事故で例えば10人死んだら問題になることを考えると空前の事故である」という意味の発言があったとおっしゃています。
前後の文脈は食品の基準値の定め方の問題ですが、
確率で表現されていて、しかも全体のなかの比率でだけ考えられている健康被害というものと、実際に被害を被る人数という問題の捉え方の違いがあります。
また、健康被害の大きい小さいが例えば他のタバコなどの
健康被害を持ち出すことが正しいかどうか。

・誰が専門家で誰が発言すべきか。
児玉氏の発言ですが、原発事故のような場合「複雑な問題全てに対してクロートであるといえる専門家はいません」とあります。
オーソライズされた議論だけが正しいというのは正論ですが、
それだけだと今回の場合原子力産業の中枢にいる人達の
誤りを批評出来るひとは、原子力産業の中枢にいる人達だけだ、
ということになってしまいます。
「自分の見た事実に自分の用いる方法を正確に適用していけば
必ず有効」で
「原発推進派か反原発派かというレッテル張りは無効」だそうです。

・内部被曝は危険
体内でアルファ線とベータ線を浴びるのは危険だそうです。
ただし、国際放射線防護委員会の勧告より内部被曝だけが危険とはどこにも書かれていません。
外部被曝と内部被曝の放射線量が同じなら、内部被曝の場合だけ危険だ、とも書かれていません。
ただ、子どもと妊婦は特に気を付けなければならないと発言されています。

・除染しなければならないか
 除染は強要してはいけない、「必ず地元の要請を受けて」やるべきとおしゃっています。
 お二人の意見を総合すると、恐らく緊急的には人の触れる
または生活する部分の放射性物質は被曝防止のため取り除く、
そのためのコストは経済性をあまり優先してはいけない。
 汚染発生者側からすると除染せず、エビデンスがある部分だけ補償に応じるのがもっとも経済的なはずという指摘には納得しました。
 国が主導で除染するのは懸念があるということですが、
一民間企業の汚染発生に対して被害者側が自分自身で自分の被害の尻拭いをするというのもどうなのかと感じました。
 また、避難と除染という問題ですが、どちらにしても
チェルノブイリと日本は単純比較出来ないという指摘はもっともだと思います。つまり、チェルノブイリの場合、膨大な平坦な土地が周辺に含まれ、人が住まない/人口密度の低い土地も多く含まれます。また移住は政府の命令で実効出来ました。また、そもそも土地の私有制もありませんでした。日本の場合人口密度もずっと高いですが、そもそも山林でさえ私有地を含みます。私有地の除染も私有地からの避難も高コストです。どちらかを選ばなければならないというわけでもありません。

 ・「人間と放射線」のジョン・W・ゴフマン
最後のコレステロールと放射線の専門家であるゴフマンについての解説は短くても面白く参考になります。
これだけのために本書を買っても良いくらいではないかと思いました。
 気になるポイントはいくつもあるのですが、
ゴフマンとの比較で強調されているのが、
疫学は一つのエビデンスではあるが、
単純にデータだけをみるのではなく、
仕組みとして危険性が予測出来る場合は
予防原則が有効な場合もあるとうことです。
(あくまで僕の解釈ですが)。
 個人的には、こういうアプローチの方が
放射線の健康被害を考える時には素直に納得出来るような気がします。
 疫学上何パーセントの癌死の増加といった話は、
それを個々人の健康被害に結びつけようとしても、
何かしっくりしなくて、いくら考えてもごまかされているような、
腑に落ちないところがあります。
 チェルノブイリで調査した日米の医師に対する評価は批判的で、
甲状腺がんに関しては現地の医師に対して邪魔でしかなかったと書いてありました。
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形式:新書|Amazon.co.jpで購入済み
とてもやさしい語り口で、両先生の情熱を感じる良い本でした。
でも、困ったことが一つだけ。

バイオマス発電を推奨されていることです。

焼却することで放射性セシウムを拡散することになると思います。
がれきの広域処理で問題となったことと同様なのですが…。
このレビューは参考になりましたか?
5つ星のうち 5.0 分かりやすくて良かったです。 2012/10/27
形式:新書
児玉龍彦先生の国会スピーチの動画を見て、
心動かされ、こちらも読んでみました。

私が印象的だったのは、86ページにでてくる
「線量なんか計って除染したら、この辺の地価が
下がっちゃうじゃないか」っていう男性の台詞です。

私の住む町も、あまり線量を測っていない気がするし、
こういう考え方があるから、除染が進まないのかなと
思ってしまいました。

分かりやすく書かれていて、とても良かったです。
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