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放射線利用の基礎知識―半導体、強化タイヤから品種改良、食品照射まで (ブルーバックス)
 
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放射線利用の基礎知識―半導体、強化タイヤから品種改良、食品照射まで (ブルーバックス) [新書]

東嶋 和子
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 987 通常配送無料 詳細
o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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放射線利用の基礎知識―半導体、強化タイヤから品種改良、食品照射まで (ブルーバックス) + 人は放射線になぜ弱いか 第3版―少しの放射線は心配無用 (ブルーバックス)
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商品の説明

内容説明

放射線利用の最前線を見て歩く!     負のイメージで語られることも多い放射線。それが微細加工や医療、食品消毒など身近に使われていることは、あまり知られていない。最前線を取材した渾身作。

内容(「BOOK」データベースより)

レントゲン教授が放射線を発見して百余年。日本での放射線利用は9兆円の経済規模に達している。空港の手荷物検査にはじまり、半導体加工などの産業利用、医療器具の滅菌、診断と治療、食物の品種改良、ジャガイモの発芽防止など、私たちの身近で使われている放射線のメリットとデメリットをやさしく解説。放射線利用の入門書。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/12/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062575183
  • ISBN-13: 978-4062575188
  • 発売日: 2006/12/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 11.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:新書
原発の本ではない。放射線とは何かという基本を説明し、それがどのような分野でどのように利用されているかを説明したものである。著者はサイエンスライター。それほど難易度は高くなく、しかしきちんと科学的な基本を押さえてわかりやすく説明してあるのが特徴である。

第一章「身の回りの放射線」では、実際に著者があちこちの放射線量を測定したりしながら、微量な放射線は日常にあふれていることをさりげなく教えてくれる。核実験の時代に人体に含まれていたセシウム137がこんなに多かったというのは知らなかった。第二章「放射線の基礎をおさえる」では、ガンマ線、エックス線、ベータ線、アルファ線といったそれぞれの放射線が、どのように発生するのかという原子レベルの仕組みや、その特性についてわかりやすく記述してある。前半の内容は後続章の応用分野の説明へとつながってくるので、しっかり理解したい。電磁波と粒子線に分類した種類別応用例一覧もある。

第三章以降が、放射線が利用されている分野になる。品種改良、消毒、半導体加工、非破壊検査、「橋かけ」という構造を生み出してプラスチックを強化する、多くの種類があるがんの治療、他について紹介している。かなり幅広い範囲で使われていることがわかる。マイナスイメージが強い放射線だが、単に電磁波としての放射線を短時間浴びせるだけであれば、加熱による対象の変化をほとんど生じない、化学薬品や農薬の使用を避けられる、といった他の方法では得にくいメリットがあることがわかる。

この本で述べられているような、微量で一次的で特定の用途向けにきちんと制御されている使い方であればまだいいのだが、原発事故のような広範囲に悪影響を及ぼす可能性のあるような利用については御免こうむりたいと思う昨今である。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
形式:新書
放射線に関する基礎を述べた最初の方は、学生時代に勉強していたのでいささか退屈でした。

しかし第3章以降では、学校で習わなかった様々な利用方法が描かれていて面白かった。

放射線を照射することで、殺菌や食料保存、医療検査などが可能になることがわかりました。

でも世間では放射線に対する誤解があります。放射線を照射した食品と、チェルノブイリ周辺の放射性物質を含む食品とは同じではないということ。日本人の誤解を解きたいという著者の気持ちが伝わってきました。
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By In人
形式:新書
医療や工業などの様々な分野で広く使われる放射線に関して紐解いた本。
医療では、核医学診断法のPET・ガンマナイフ・重粒子線装置を紹介している。放射線の人体への影響も確定的影響と確率的影響まで説明している。
手荷物検査・非破壊検査に始まり、日本の基盤産業とも言える自動車産業での用途・ダイオキシン除去・考古学での年代測定など、説明されている事例は幅広い。カレー毒物混入事件で有名になったSPring-8の仕組みも解説されている。
歴史上の人物もレントゲン,ベクレル,キューリー夫妻などが登場する。福島第一原発事故以降は、毎日のようにベクレルの単位を聞くが、単位の元となったフランス人の物理学者アンリ・ベクレルと写真乾板の話などは雑学として使える。
銀座での放射線の具体的な測定値が示されているほか、新幹線・地下鉄の駅・海岸など、著者が測定した放射線の一覧表もある。福島第一原発事故よりも4年以上前の出版であるため、これらのデータは作為的な加工を心配しなくて使える値である。
原発関連も「原子力発電にともなう放射線」と題して簡単に触れられ、六ヶ所村の再処理工場の廃棄物が日本原燃からの出典として示されている。放射性物質は、原発よりも再処理工場の放出がやや多いと説明しているが危険性は指摘していない。
著者は、チェルノブイリも訪ねているが、特に不安を感じなかったようだ。福島第一原発事故後であるなら、原発に対する著者の考えは変わった可能性もある。序章では、リスクとして専門家ほど、自動車・喫煙・飲酒を指摘するが、婦人や大学生は、原子力発電を危険のトップに名指しするとしている。この結果自体が原発推進派による情報操作だと今の日本人なら理解できるが、著者が素人ほど原発を怖がるような表現をしている点は残念である。
本書は“正当に怖がることはなかなかむつかしい”との寺田寅彦氏の引用から、“放射線を「正当に怖がる」”ことを目的としている。少しでも放射線のことを理解して、正当に怖がりたいが世間には情報操作が多く、真実は見えにくい。
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