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ストーリー自体は、光学迷彩と高性能義体をフル活用した特殊部隊アクションであった1とは異なり、今回は素子の電脳戦がメイン。
なにしろ素子は9課をクビになっている(死んだことになってる?)ので9課の面々の活躍はなし。<そちらの続きが見たい方は1.5をどうぞ>
抽象概念・生命・知性・種・個体・死・熱力学・山のような薀蓄などというキーワードを聞くとわくわくする方にはたまらんものがあるでしょう。「うげげっ」と思うけれども「読む!」という貴方には相当の気合と覚悟とネットでの用語検索環境を準備されることを提案します。
後、近年、フルカラーに拘っていた士郎正宗氏がどうなっているかが気になる方はぜひどうぞ。
ミレニアム=「こうでなくてはいけない。失敗してはいけない。」という自分の中の支配的価値観。中央集権的で、コミュニティの女王になりたがる。
スピカ=研究者。「ヒトに代わる機械生命の研究、又は不老不死の研究」に執着している。目的の為なら、他の同位体を消去する事も辞さない。
アンタレス=他の素子同位体の行動を見ているが、この人も同位体。環と同じ部分がある。
荒巻素子=最善の選択を積み重ね、生き続ける事が目的。そのためには他の魂との融合も進んでする。
悪しき心(ミレニアム)を打ち砕き、(荒巻とスピカが)ひたすら前向きに自己討論しつづけるのを、電脳戦に例えています。
最後にスピカと荒巻素子は目的が同じになり融合しますが、一つになる融合ではなく、お互いを鏡のようにして非対称のまま安定します。自分の中に自分が二人いる状態です。
そして、二人の素子が子供(珪素生命)を育てていくのを、環(もう一人の客観的素子)は見つめ続ける・・・で終わります。
カントの倫理論「それを考えることしばしばにして、かつ長ければ長いほど、常に新たに増し来る感嘆と畏敬の念をもって心をみたすものが二つある。わが上なる星きらめく天空とわが内なる道徳法則」
これと同じ事を、カラーとCGで、コミックの形で展開しているのだと思います。
しているようにも感じられる。しかし、SFサイバーパンク作品としては、小説などを含めても最高傑作だと思う。
「ニューロマンサー」がサイバーパンクを創ったとすると、この漫画は
サイバーパンクの頂点に立つ作品だと思う。
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