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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「平和を欲するなら、戦争を知れ」と言ふ至言を想起させられる良書,
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レビュー対象商品: 攻撃か、それとも自衛か―自衛隊・米軍・戦場最前線からの報告 (単行本)
−−「東西冷戦構造の崩壊以降、さらに紛争は増え続けている」などという論評が出ることがよくあるが、これはトータルに見て、大きな間違いである。東西冷戦構造の崩壊以降、紛争の数は減っていて、戦争による犠牲者数も激減している。1999年に米国メリーランド大学の研究所は、冷戦構造崩壊以降、二六の紛争が沈静化に向かい七つが激化したと発表している。その理由として、一般の人々にも外国の情報が行き渡るようになったためだろうと分析している。−−(本書214ページ)
本書の著者、加藤健二郎氏は、早稲田大学理工学部を卒業後、港湾施設や工場設備の建設に従事した経歴を持つ軍事ジャーナリストである。こうした経歴を反映して、加藤氏が戦場を取材する視点は、理科系的であり、感情を排した冷徹な分析に貫かれて居る。 本書は、その加藤氏が、自衛隊の演習を観察した際のルポや、チェチェン、コソヴォ、イラク、などでの取材を、そして更には、北朝鮮訪問の際に見聞きした事柄を収めた本である。その中身の濃さには驚くべき物が有る。−−戦争について、私達が抱いている「常識」や思ひ込みが、戦場の現実と以下に懸け離れた物であるかに気が付かせてくれる物ばかりである。−−本書を心から推薦する。「平和を欲するならば、戦争を知れ」と言ふ言葉を想起させられる本である。 (西岡昌紀・内科医/イラク戦争開戦から4年目の日に)
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