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攻撃―悪の自然誌 単行本 – 1985/4/30


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登録情報

  • 単行本: 392ページ
  • 出版社: みすず書房 (1985/4/30)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4622015994
  • ISBN-13: 978-4622015994
  • 発売日: 1985/4/30
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 12.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 131,714位 (本のベストセラーを見る)
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形式: 単行本
 ノーベル賞受賞者コンラート・ローレンツが様々な動物の行動から攻撃(悪)や道徳的な行動がどんなメカニズムで生じるかを説いていく。

 動物はただ闇雲に同種を攻撃するのではない。そこには様々な戦略があることをローレンツは説明していく。さらに攻撃が適切でない相手や状況では攻撃を止める行動を多くの動物が取ることもあげていく。それはまさに人間でいうところの道徳的な行動であり、笑顔を見せるなどの人間の親和的な行動も動物の攻撃を止める行動と関連しているとローレンツは説いていく。
 ある意味動物は私達が思っているより人間的であり、人間は自分で思っているより動物的であるとこの本は投げかけている。それは人間の価値を下げることを意味しない。私達はもっと謙虚に動物の行動から多くのことを学び、考えていかなければならないと感じた。

 動物行動学は文化人類学と並び人間に関わる仕事をする人が必ず学ぶ必要がある学問であると思う。
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27 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 麒麟児 VINE メンバー 投稿日 2008/4/6
形式: 単行本
いわずとしれた動物行動学の古典。今日その立論には批判も多いが、未踏の学問領域を開拓したローレンツの主著の一つとして、今後も読み継がれるであろう一書。ちなみに筆者が最も蒙を啓かれたのは、次の一文。「個人的友情をむすぶ能力があって、しかも攻撃性をもたないという動物は、まだひとつもしられていない」(同書210頁)。筆者は専門家ではないので、その学問的正否を論ずることはできないが、素直に解すれば、「人は愛情をもち得るが故に攻撃的になり得る」ということであろう。(即ち、個人的友情を結び得るが故に敵対的感情も生ずるという逆説!)だとすれば、人間から攻撃性がなくなることはないのではないだろうか。どこにこの隘路を止揚する途があるのか。興味は尽きない。
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20 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 a-j 投稿日 2003/3/31
形式: 単行本
ノーベル賞学者であり、「ソロモンの指輪」の著者で、動物行動学の始祖の一人であるローレンツの名著。熱帯魚の観察にはじまり、種内攻撃性の起源と役割を考察し、第二次世界大戦前後の人間性の倫理にまで及ぶ。「ソロモン」よりは少し専門的かもしれないが、予備知識がなくても十分読めると思う。
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23 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 C.K 投稿日 2011/2/8
形式: 単行本
レビューの書き込み件数の少なさ、有用性の最も高いレビュー、有用性の高くないレビューを読んで違和感を感じたので書き込みさせていただきました。気分を害する人がいたら申し訳ありません。ローレンツのゲーテ並みの文才の高さが、逆に誤解を招いているようです。子どもの頃から両親を呆れさせるくらいさまざま動物を家に持ち込んで、自分で育てて注意深く観察してきたローレンツですから、動物と人間は違う生き物、淘汰の単位は種ではなく個体にたいするものである、という事柄はローレンツにはよくわかっていたと思います。
攻撃欲を持たない動物には友情を生み出す能力がないという点は衝撃的ですが、よく考えれば人間にもこのことが当てはまるのは理解できます。例をあげると、長い間あまり会話をせず冷たい関係に陥っていた夫婦が、隣に高いビルが建てられ自分たちの日照権を奪われたことによって、一緒に抗議活動を始めて元の夫婦仲を取り戻すというようなことです。

この本の素晴らしいところは、豊富な経験に基づく鋭い観察力、深い洞察力にあると思います。
わたしが一番衝撃を受けたのは、本能の解釈のしかたでした。コンラートが述べていることを要約すると、本能というのは、さまざま衝動が絡み合って流動平衡に達した状態が形成されて、それが固着化して遺伝的に伝承されていったもの、と述べることができます。理論生物学者と
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38 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ジーリー 投稿日 2004/11/2
形式: 単行本
まず、第一章のサンゴ礁の魚の攻撃に関する記述からして既に間違っていることが指摘されています。その他、行動が「種の保存」のために発達したというのも基本的には間違っているとされています。個体(遺伝子と言う説もある)のために行動は進化するのであって、淘汰の単位は種ではなく個体にたいするものであるというのが今の主流です。この本の理論は基本的には既に古いものなのですが、この本のどこが現在の進化、行動学と食い違っているのかを考えながら読むと勉強になると思います。その意味では読む価値ありです。あと、行動学を有名にした人の本を読んでみるって意味もありますが。
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