初歩から少し踏み込んだレベルの、実用的なJavaScriptの例文をたくさん収録した本です。使っている例文自体が多いのは良いことだと思うのですが、本としてはよくありません。
第一印象で「使いづらい」と思ってから、3年。再び使ってみて、何が悪いのかハッキリわかりました。
1:目次において、Tipsの分類方法がごちゃごちゃしている。
用法で分類するのか、目的で分類するのか、イベントやコンポーネントで分類するのか、はっきりしていません。 そのため、目次でどこを調べれば良いのか、少し手間取ります。
2:メソッドの索引がない。
少し慣れてくると「あのメソッドってどう使うんだっけ」と、実例をもとに確認したくなるものですが、信じられないことに、この本にはメソッドの索引がありません。
3:日本の索引が役に立たない。
メソッドの索引が無い変わりに、日本語の索引があります。例えば
「どのラジオボタンが選択されたか調べる・・・・・280」
「ドメイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・430」
「土曜日、日曜日だったらメッセージを表示する・・358」
このように、日本語の文章が、五十音順に羅列してあります。
日本語の使い方は人それぞれなのに、このような方法で索引を作ることに、何のメリットがあるのでしょうか。
「あ、どのラジオボタンが選択されたか調べたいな」「あ、土曜日、日曜日だったらメッセージを表示する方法ってなんだっけな」って、索引の言葉通りに思うことって無いと思います。 それに、普通なら「”ラジオボタン”に関するTipsが知りたいな」「曜日ごとの切り替えを知りたいな」とか、曖昧で大きなところから調べるものでしょう。索引から目的に合ったページを探すだけで、無駄な時間を使うことになります。
このような索引をつけるくらいなら、無い方がマシです。実際、目次の方が索引として機能しているくらいです。どういう考えで、このような索引を作ったのが疑問です。
索引は、目的を単語レベルで柔軟に検索できるから便利なのだなあ、と再確認しました。
筆者の方が、多岐にわたるTipsを解説してくれているだけに、非常にもったいないですが、長期的に考えると、かなり使いづらいです。