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攘夷 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)
 
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攘夷 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫) [文庫]

佐伯 泰英
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

豪剣と銃撃で危難を突破。大人気幕末風雲録浦上三番崩れの苛烈なきりしたん狩りに続き、攘夷を叫ぶ浪士たちが藤之助や玲奈に襲い来る。玲奈の祖父高島了悦が人質に取られ、藤之助は十郎原の決闘に向かう。

内容(「BOOK」データベースより)

浦上三番崩れの苛烈なきりしたん狩りを見せつけられた藤之助。玲奈たちに知らせる手だても失い、夜の長崎を彷徨う。攘夷を叫び始めた者たちには、藤之助や玲奈は目障りな存在なのだ。玲奈の祖父高島了悦が人質になったと聞いた藤之助は決闘の地、十郎原へ急行するが!?大人気シリーズ第6弾。

登録情報

  • 文庫: 352ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/11/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062758881
  • ISBN-13: 978-4062758888
  • 発売日: 2007/11/15
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 39,646位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
舞台は整った 2007/12/20
By 樽井 トップ500レビュアー
形式:文庫
 佐伯泰英さんのシリーズの一つである座光寺藤之助が活躍する「伊奈交代寄合集」シリーズの最新刊です。
 今回は、長崎逗留中の藤之助の恋人である玲奈やその母ら隠れキリシタンを掃討すべく幕府より高官が派遣されてきます。彼らは、密偵を潜り込ませ、過酷な尋問でキリシタンを次々に獄死させていきます。藤之助や玲奈はキリシタンを救うために出来る限りの行動を起こしますが、どうやら彼らの狙いはそれだけにはなかったよう。どうやら、幕府の屋台骨が揺らぐ中で芽生えた尊王攘夷という思想が、大きなうねりをもって各地に戦いを巻き起こしそうな気配です。
 佐伯氏のもう一つの人気シリーズである「居眠り磐音」のシリーズが田沼意次が老中だった当時の腐敗した時代を背景としたのに対し、このシリーズでは勝麟太郎が登場する事からもわかるように幕末の物語。ここからは単純な力関係てはなく物語の舞台が長崎であることもあいまって、各国の勢力や思惑、そして国内の藩同士の戦いも加わっての混沌とした状況が舞台背景になりそうです。
 その中で、どこまでもまっすぐな藤之助が何をなしていくのか。
 そういう対比で見比べると、物語の構図は完璧に用意され、このあとは一気に明治維新の大きなうねりの中で物語は加速していくものと思われ、期待は高まります。ひょっとしたら、坂本龍馬や西郷隆盛も出てくるかも知れません。
 ただ。
 今作、前作とこのシリーズを読んでいるとどうも物語がワンパターン、描写が単調になってきた気がして残念だし不安です。菊地秀行、栗本薫、或いは森博嗣なみに多作、刊行ペースの早い佐伯先生ではありますが、ここはじっくりとあとちょっと刊行ペースを落としてでも、御本人も大満足できる作品を描いてい欲しいと思います。せっかくいい作品を書くんだし、ファンもたくさんついている方だけに、このシリーズ、満足のいく形で書いていって欲しいと思います。そんなわけで5の3の評価にします。
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By aquatio VINE™ メンバー
形式:文庫
時は維新前夜。その時代の最先端を感じる長崎で、剣に強く、数奇な運命で若き藩主となった藤之助。
周囲には、異国の人を父に持つ、時代を超えた女性、玲奈。唐人街の大物。あのカステラの福砂屋も
頻繁に登場する。
これで面白くないはずがない、と言うシチュエーションです。
しかし、今回、これだけのキャストと背景を持ちながら、物語全体にはなぜだか躍動感がなかった。
この時代に!と、目をむくような玲奈と藤之助の奔放な姿も、新鮮な驚きが去って、末でお約束の濡
れ場シーンのようで、かなり違和感があった。

シリーズ物のいいところは、言わば安心感。しかしその安心感は、マンネリにつながる危険がある。
登場人物の成長も楽しみ。確実に来る時代の節目に対して、成長する主人公はどう対応するのか。
そんな期待感もあるが、どうも時代の掘り起こしが雑になってきた印象がないでもない。

とっても好きな作者です。
話も好きです。やはり次の作品が待ち遠しい。
でも、急がないでいいです。一作一作をもう少し掘り込んで、シリーズ物ながらも(単に時が流れ
ると言うだけではない)、それぞれが特徴的な、あるいは野心的な、そんな深みのあるものに仕立
てて欲しいと願います。
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