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擾乱の海〈4〉マリアナの暴風 (歴史群像新書)
 
 

擾乱の海〈4〉マリアナの暴風 (歴史群像新書) [単行本]

横山 信義
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

1944年9月、米海軍第五艦隊はマーシャル諸島のメジュロ環礁に集結した。マリアナ諸島とフィリピンへの同時進攻「楔(ウェッジ)作戦」展開のためである。一方、日本軍は米軍の来寇に備えた「防人作戦」を策定。いまなお続く通信途絶の状況下、日本軍は総力をあげて米軍の二正面攻撃を迎え撃つこととなったのだ。新鋭空母「大鳳」を擁する第一機動艦隊はマリアナへ進撃し、二式大艇による索敵線にはマリアナに向かう米艦隊が…。しかしそのとき、電探が使用できない黎明時をついて、米艦載機群が硫黄島を奇襲してきた!?マリアナ諸島をめぐり、日米の総力を結集した海空の大決戦がここに火蓋を切る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

横山 信義
1958年、兵庫県生まれ。東京工業大学卒業。大手自動車メーカーに勤務し、92年『鋼鉄のレヴァイアサン』でデビュー。代表作『八八艦隊物語』(中公文庫)で、本格シミュレーション小説界に旋風を送り、その後も巨細な構成の作品で読者を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 244ページ
  • 出版社: 学研パブリッシング (2010/09)
  • ISBN-10: 4054047173
  • ISBN-13: 978-4054047174
  • 発売日: 2010/09
  • 商品の寸法: 17.2 x 11.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 286,439位 (本のベストセラーを見る)
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By TOSHI!! VINE™ メンバー
前巻に続いて、読む前の巻頭イラストの珍改装戦艦「金剛」に涙してしまう、という状態。本文を読み始めるまで2-3日かかりました。

戦略設定自体は、この作者らしく上手いです。今巻は空母決戦が主体になりますが、マリアナを盾にして米起動部隊に消耗を強いる。
ただし、これは「台湾沖決戦―鋼鉄の海嘯」の二番煎じの感を否めません。

いくらなんでも、と思ったのが、珍改装戦艦「金剛」。いくら昭和19年が舞台とはいえ、完成済みの戦艦のバーベッドを撤去して、
最上型巡洋艦の15.5cm三連装砲塔を積めるだけ積む、というのが日本で可能かどうか。前巻「ドゥリットル強襲」や、「碧海の
玉座4巻」で防御の不備をレビュー指摘したら、「弾薬庫の配置には細心の注意が払われたが云々」、と注意書きが。

そこは百歩譲るとしても、砲郭装備の副砲まで同一の単装砲にしている。これはあり得ません。本来、日本の近代戦艦は、15cm砲の
人力装填が体力的に困難で、14cmに設計変更された経緯があります。15.5cm砲弾は更に重いので、スペースに余裕のない砲郭では
機力装填は無理です。
どうせハッチャケてしまうなら、砲郭に限定旋回式の装甲付き四連装61サンチ魚雷発射管を装備し、近距離同航砲戦(砲戦距離を
固定する)中に、片舷二八射線(!!)の無雷跡酸素魚雷の飽和攻撃で大混乱させてから水雷戦隊突撃、くらいやってほしかった。

また、VT信管が無効化されるのは納得ですが、この時期には既にベテランパイロットが底をつき、「マリアナの七面鳥撃ち」状態
になっていたはず。防御持久戦のため要員重視、というなら判りますが、トラブルを起こさない誉・熱田エンジンや、「二観気球」が
「徹甲弾」で炎上(曳航弾?)するとか、貴重な目視観惻員の消耗を多少でも避けるため、バラスト緊急投棄と係留ワイヤ切断で急速
上昇しつつ落下傘降下、という風景もない。どうもチグハグです。

極めつけは、日本は世界に先駆けて超長波通信を1941年には実用していたのに、記述がないこと。1944年が舞台なら、重要拠点基地間
や、潜水艦への指示符丁なら夜間通信は可能なはずです、と書いたら、次巻あたりでは登場したりして・・・?

八八艦隊シリーズ以降、「敗北主義者」のレッテルがトラウマになったのか、「巡戦・浅間」シリーズ以降では痛快に日本を勝たせる
のに腐心しているようにも見える筆者ですが、このシリーズは少し酷すぎます。なまじ「萌え萌え女子司令官戦記モノ」と違った一定
のリアリティはありますから、逆に、初心者ファンを惑わしかねない。次巻でどう収拾するか、ネタをまた提供してくれるか、という
あたりに期待して、皮肉の意味で星一つにはしないでおきますが。

台湾沖決戦―鋼鉄の海嘯 (C・NOVELS)
擾乱の海〈3〉ドゥリットル強襲 (歴史群像新書)
碧海の玉座〈4〉ソロモンの覇者 (C・NOVELS)
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厳しい評価もあるシリーズですが、レーダー、無線なき明治時代の
海戦に、昭和の航空機、戦闘艦艇を戦わせたらというモチーフなんだと
ようやく思えてきました。史実のマリアナ、レイテ海戦の設定を進めるのも
帝国海軍かく戦えたのではという、願望をかなえてくれんがためなのだなぁと、。
ただ、扉の英文はフィリピン沖海戦というタイトルなのが少し気になりましたが
ご愛敬ですね。金剛の改装は確かに引きましたが、架空戦記として楽しんでは
いかがでしょうか。次巻、大和級三隻そろってのレイテ沖での奮戦に期待
したいと思います。けど、どこかで突然無線が使える設定になるのかな、、、。
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By バグ
 今回は戦闘場面はそれなりに楽しめたが、ついにやってしまいました。中口径砲集中射撃でとうとう戦艦(それも軍縮条約以降の新型!)を撃沈してしまった。作者の妄想は今後どこまで突っ走って行くのか心配だ。ただ、もうどこへでもどうぞという気分で、続きを買う気にはちょっとなれなくなっている。
 もう、太平洋戦争ものは結構なので、たとえばドイツ海軍を主人公にしてシュミレーション戦記小説を書いてもらいたい。異常なまでのドイツ贔屓の作者のことだからきっと痛快なものになるのだろう。ビスマルクを中心に獅子奮迅の活躍で英米海軍全てを粉砕してしまったりして。
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