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擬似恋愛 ある風俗嬢の告白
 
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擬似恋愛 ある風俗嬢の告白 [単行本]

浅葉 チエ
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

不器用な風俗嬢が大阪にいた。彼女が働く夜の世界では色恋営業が当たり前。店のスタッフは言う「お客に惚れさしてナンボや」と。恋愛下手なチエには到底無理な話だった。なぜなら彼女には不幸な過去があった。それでもチエは彼女なりに風俗嬢として自分のポリシーを築く。「どこにでもいる風俗嬢にはなりたくない。チエにしかできない真心のサービスをしたい」どんな状況でも自分ができることを精一杯して、そして誰かを幸せにしたい。彼女の真摯な思いは失敗しながらもいつしか伝わり、日本一幸せな風俗嬢となっていく。
愛に行き詰まっている人、仕事がうまくいかない人、落ち込んでいる人必読の恋愛エッセイ。

内容(「BOOK」データベースより)

どこにでもいる風俗嬢からNo.1風俗嬢へ。日本一幸せになった風俗嬢の物語。

登録情報

  • 単行本: 200ページ
  • 出版社: 幻冬舎ルネッサンス (2008/3/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4779003083
  • ISBN-13: 978-4779003080
  • 発売日: 2008/3/18
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 最近出版された「般若心経物語」という本に、この本のことが載っていました。この「擬似恋愛 ある風俗嬢の告白」から、次の文章が引用されていました。

―――

 風俗を始めて約三年。この三年でチエの考え方やものの受け止め方は、百八十度と言っていいほど変わったと思う。まず、「自分のものさし」を持たなくなったこと。これは、風俗という仕事で教わった。人にはそれぞれ「自分の基準」というものがある。「自分が正しいと思うこと」「自分が許せないと思うこと」これらは全て自分の中での許容量や世間が作っている「常識」を基準に判断される。でも、それって「自分と違う考え方をする人は、理解できない」とか「自分と合わない考えを持った人を批判する」という行動を取ってしまうこともあるのだ。
 チエは、風俗という仕事をして、数え切れないほどの批判を受けた。「汚い」「信じられない」「理解できない」「人として欠けてる」もう、浴びるほど言われた。最初はそのたびへこんだり、泣いたり、自分を卑下したりしていたが、今は何を言われても平気になった。でもそれは、「開き直った」とか、「罪の意識がなくなった」とか、そういうことではなくて、「自分の気持ちを信じよう」と、決心ができたからだ。
 批判されることにより、落ち込むのではなく自分を見つめなおせる。そうすることで、自分がなぜこの仕事をしてるのか。この目的は、どこにあるのか。自分は、何をしたくて、何のためにここにいるのか。それが段々わかってくる。そういう考え方は、批判に対抗している時点では絶対にわからない。人の意見を聞き、批判を受け止め、自分を見つめなおすことを何度も何度も繰り返すことで、ようやく見えてくるのだ。
 結局チエは、「自分のため」でしかなかった。

(中略)

 そして、この仕事をしなければ、出会えなかったたくさんの人たちと出会え、この仕事でなければわからなかった「人の気持ち」というものにも、たくさん触れることができた。

(中略)

 どれだけ、世間一般にけなされることをしている人でも、必ず何か理由がある。心に闇を抱えてる部分がある。それがわかっていれば、どんな人と接してもどんな人の話を聞いても、「批判」という言葉はチエの中に生まれなくなった。「その人を受け止める」心の器が、少しできたように思うのだ。「他人とぶつかる」「人とケンカをする」ということが、驚くほどなくなった。

―――

 以上が「般若心経物語」に引用されている主な部分です。この引用部分から分かるように、この本は単なる風俗の仕事の状況を描いたということに留まらないものがあります。感動的です。

 その感動の部分や哀しさや切なさの部分に、人生の深さを感じてそれを紹介したのが「般若心経物語」です。「擬似恋愛 ある風俗嬢の告白」も「般若心経物語」もきわめて真面目な本です。両方ともぜひ読んでみてください。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
閉店のため、出勤の都合上もう会うことの出来ない風俗嬢に読んで貰いたくて差し入れしました。
是非、風俗に行くお客と女の子双方に是非おススメしたい内容となっています。それらの方は文句なしに良作です。ただ風俗の世界にまったく関係ない人が読んだらそうでもないかもしれません。

初めはチエ嬢の普段来る客との遣り取りから始まり、こういうお客さんがいたとかよくありがちな話で面白くなかったのですが、しかしやられました。その後の話は一転してシリアスな内容でチエ嬢の過去の恋愛の話、妊娠、中絶。そしてこの本の核心である擬似恋愛について語られ話に引き込まれていきました。そして最後は風俗卒業といった流れです。

本の中で風俗店でお客と女の子は店の中だけは擬似恋愛をすることで、結果としてお客が心を壊してしまうことについて触れられています。これは風俗の店に行くものでは普通にあることでチエ嬢は過去の過ちからそのことについての考えが書かれています。チエ嬢は色恋営業でお金を稼ぎno.1になることはなく、ヒト対ヒトの関係で、これは擬似恋愛で恋愛でないことをちゃんと理解してもらった上でお客様には幸せになってもらいたい。それ故に一つ一つの言動・行動に責任をもってとる事により、お客様に分かってるよ!そしてお互いに幸せになろうね!と関係を築けたのではないかと思います。

最後は風俗卒業の話ですが、私は感動して泣けてしまいました。チエ嬢は辞める時に猶予を与えていて、お客にお別れまでの心の準備をさせる時間を与えることで擬似恋愛の痛みを和らげようと考えがあり、その点はかなり深く共感しました。もし少し猶予をもらえたのならその女の子の気持ちを整理できる時間とお別れの時間が誰しも与えられたなら、誰もが心が壊れる別れでなく幸せにお別れできるのではと思いました。

あとこの本を読むことで女の子の接し方、風俗でのマナー、遊び方を学べ、楽しく遊べること&大変助かった本でもあり感謝の気持ちも一杯です。
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31 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
レビューであるにも関わらず大変失礼なのですが、
個人的には、商品としてのこの本の価値などどうでもよくて、
ただ、私自身が筆者である彼女からたくさんの感情をもらったという意味で、
他の人にも知ってもらいたい本ではあります。

「風俗で働く女は底辺の人間」
風俗をよく知りもしない私自身、多少は上っ面から見た偏見だけでそんなふうに思っていた気がします。

だけど、文面から伝わって来る彼女の人間性は、ただひたすらに

ひたむきで、
純粋で、
真っすぐでした。

少なくとも、私には彼女が『底辺の人間」とは思えなかった。

最後まで読み終えて気付いたのですが、
私は彼女は「辛い事の多い人生を歩んできた人」だと思っていました。
だけど、それは違ったのかもしれない、
彼女はとても幸せ者だったのだ、いや、幸せ者になれたのだ、と思いました。

そしてこの本は、
一人の人間が、自らの傷を曝け出す事によって、
その傷を克服していった成長日記。
私はこの本をそう捉えてますし、それでいいんだとも思っています。
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