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撃てない警官
 
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撃てない警官 [単行本]

安東 能明
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

模範的な警官になろうと、誰よりも強く思ってきた。ノンキャリアながら管理部門で抜擢され、エリート部署へ配属された。だが、待っていたのは不祥事の責任を被る屈辱の左遷…。若き警部・柴崎令司が、飛ばされた所轄署で体験する人生初の悪戦苦闘。他人には言えない屈託を抱えた男が、組織と世間の泥にまみれて立ち上がる人気シリーズ全七編。第63回日本推理作家協会賞短編部門受賞作「随監」収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

安東 能明
1956(昭和31)年静岡県生れ。明治大学政経学部卒。浜松市役所勤務の傍ら、1994(平成6)年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀作を受賞し、創作活動に入る。2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞を、2010年「随監」で日本推理作家協会賞・短編部門を受賞。緻密な取材に基づくサスペンスで注目を浴びている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 247ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/10)
  • ISBN-10: 4104027049
  • ISBN-13: 978-4104027040
  • 発売日: 2010/10
  • 商品の寸法: 19.6 x 14 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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淡々とした横山秀夫と言う感じ。着眼点や内部の書き込み方などが似ています。が、横山のような抒情性はほとんどないです。したがって、ベストセラーにはなりにくいかな、と思いますが、読ませる力はかなりあります。のっけから主人公が刑事を馬鹿にしていて、それなのに自分も捜査に従事せねばならなくなり、だんだん現場の警官たちに共感したり苦楽を共にしたりする展開なのかな、と邪推しながら読み進めましたが、最後まで上から目線を守り通したある意味すごい主人公なところが独創的で笑えました。こういう警察小説があってもいいと思う。文章に品もあり、人物造形や心理描写などをもっと掘り下げれば大成する器の、かなり力量がある作家さんではないかと思いました。
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警察小説ですが、花形の刑事ではなく裏方の事務系のエリートが主人公というちょっと変わった作りになってます。
事件も事務方の主人公が関わる、警察内部のあれやこれや、いわゆる醜聞が描かれます。

責任転嫁、裏金、ストーカー、怠慢。

様々な不祥事が並ぶのですが、最初の章で、責任を押しつけられ左遷の憂き目に会う主人公柴崎が、
復讐を胸に秘めながら、警察官としての仕事を通して出会う事件の裏側と真相が押さえた筆致で描かれています。
リアリティあり、柴崎が意外と鋭い推理を展開する爽快さもあり。
けっこう面白く読めて満足です。
まあ、ちょっと無理やりな展開も一つありましたが。
もっと他の作品なども読んでみたくなる作家でした。
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