私も20年ほど前、主人公のような大学病院の外科研修医でした。
大学から十数万の給料で、1日14-5時間働き、土日は民間病院での当直の日々。
採血も点滴も看護師がやらずに医師の仕事で、やることが多すぎました。
このような環境で働けば、当然、この小説のようなミスが起こっても不思議
ではない状態です。
その時の教授がワンマンで、学会会長を狙い、週2-3回は東京出張で合間に、
教授回診と手術。この教授、東京から家に直接帰ることは少なく、必ず、帰りに
大学によるような人だったので、教授が寝る間もなく働いているからと、我々
下っ端ですらなかなか家には帰れませんでした。
このような経験があるものですから、この小説を読み終わった時、これは
フィクションではなく、ノンフィクションではないかと思ったくらい、外科医
にとってはリアル過ぎる小説です。
いくら外科医が書いた小説でも、ここまでリアルに書かれると・・・・・・