自分はあまり精神科領域は得意ではないしそもそも対象とはしていないけれど、それでも「精神科疾患」の札をぶら下げたり実は精神科疾患だったりする人がたまにやってくる。少ない精神科の知識と一般常識?をもって対峙しているけれど、「プロ」はどうやって対処するのか疑問に思って読んでみた。
タイトルの通りで精神疾患を持っている人たちに対して「援助」(具体的には保健師や介護職員などを想定しているのか?)をする視点で書いてある。
前版を読んでいないのでどこがどう変わったかはわからないけれど、この本を一言でまとめるなら「極端に現実的」ということになるだろう。「こうだったらいいな」といったマイルドな記載がなくそれが若干過激に映って、レビューで「経験不足の人は注意」とか「すべてを鵜呑みにしないこと」となっているのだろう。
共依存から解消するのに10年かかるのも「必要な時間」とし、誰かが犠牲にならないと事態は動かない、手を出さず必要とされるまでじっと待つ。
「無理なものは無理」という長い経験から辿り着いた一種の境地なのかもしれない。そこまではたどり着けないけれど、そういう考え方も「アリ」なのだと分かったのが収穫。
よくマニュアル本でも「説得を試みる」と書いてあって「ダメだったらどうするの??」と思うことがあって最近はこういう現実的な足についた本が増えたような印象がある。全部が全部こういう本だったら困るけれど、増えていくのは歓迎。