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推理小説作法―あなたもきっと書きたくなる (光文社文庫)
 
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推理小説作法―あなたもきっと書きたくなる (光文社文庫) [文庫]

江戸川 乱歩 , 松本 清張
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 580 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

江戸川乱歩と松本清張。日本ミステリー界の二大巨頭が編者を務めた伝説的な名著を約半世紀ぶりに復刊。推理小説好きの読者にむけて、書き方の作法を多角的な観点から平易に指南する。中島河太郎「推理小説の歴史」、植草甚一「推理小説とスリラー映画」ほか、編者二人の論考も収録。特に、清張は「私の創作ノート」を公開しており、資料としても超一級。

登録情報

  • 文庫: 307ページ
  • 出版社: 光文社 (2005/08)
  • ISBN-10: 4334739288
  • ISBN-13: 978-4334739287
  • 発売日: 2005/08
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By ふとん トップ1000レビュアー
形式:文庫
日本を代表するミステリー作家の大御所、乱歩先生と清張先生が編者となって、
紐解いた手引書です。

推理小説を読んだり、ドラマや映画を見たりする場合でも、
ミステリーの成り立ち、構成ポイントを、頭に置いておくと、より深く探索できると思います。

しかし、この本で懇切丁寧に手ほどきを受けてしまったからには、もうミステリーの初心者ではいられません。
批評眼が高まった貴方は、裏読みしたり、そりゃ違うだろう、その結末は納得しねえ という厳しい視点を持ち、、
もはやミステリー小説の最高検事や裁判官になること、間違いなしでしょう。
以前の様に、単純に作品を喜べなくなるデメリットもあるかも。

いやいや、でもでも、温かい目で、推理小説を愛してあげましょう。
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9 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 純丘曜彰 教授博士 VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 あなたもきっと書きたくなる、なんて、副題は、前からあったっけ? だいいち1959年のものだ。昔々に読んで、文庫になっていたから読み直したが、いまとなってはレトロだねぇ。なんにしても、「作法」なんてったって、書き方のかけらも書かれていない。こんなの読んでも、推理小説を書きたくなんかならないと思うよ。

 この本の中身は、推理小説論集、といった感じ。べつに乱歩や清張が実際になにかしたとは思えない。いまでいうムック本程度の雑文、エッセーの寄せ集め。以下、目次順に要約すると、

1 推理小説の歴史 中島河太郎 :戦前から戦後までの日本と欧米のミステリー作家を羅列。でも、まともな文学史の全体を知らないで、いわゆる推理小説を本流とする立場からまとめているから、ファンタジーや怪異譚、SFと切り離すべきだ、みたいな話になっちゃってる。

2 トリックの話 江戸川乱歩 :『幻影城』にも出てくる彼のリストの焼き直し。それにしても、テレビの『トリック』じゃないが、よくもまあ、こんな面倒くさいことを、というトリックが、昔はいっぱいあったものだ。

3 動機の真理 大内茂男 :トリックよりも動機を、という清張のテーゼを、実際の多くの作品に照らし合わせて考察した論文。これは読みがいがある。

4 素人探偵誕生記 加田伶太郎 :これ、学習院大の仏文学者、福永武彦のペンネームだ、って知らないと、何でこんな一文が、この本に入っているのか、さっぱりわからんだろう。この文庫版の人物紹介まで、「ミステリー作家」としか書いてないし。もしかして、文庫版の編集者も知らなかったのか?

5 推理小説のエチケット 荒 正人 :推理小説は、あーすべきだ、こーすべきだ、と、羅列している。わからんではないが、本格推理小説、なんていうジャンルそのものが、この時代にちまく日本だけでかってに作られたものだから、べつにどうでもいいかなぁ。

6 現場鑑識 平島侃一 :この人、ミステリマニアの法医学者ね。死体がどうなる、とか、刺し傷だ、窒息だ、と、殺しの話がコンパクトにまとまっている。

7 推理小説とスリラー映画 植草甚一 :小説と映画の表現の違いを論じようとしたのだが、映画と言っても、ヒッチコックくらいのもので、わずか十ページそこそこ。話も薄っぺらい。もったいない題材だ。

8 推理小説の発想 松本清張 :自作のトリック自慢たらたらと、創作ノートという日記がだらだら。日記ったって、日付がX月X日だし、これ、全部が作り話だと思う。清張がどうやって創作していたかは、それこそミステリーで、助手(GHQないし某新聞社の資料準備?)の存在は、本人は否定したが、いまだに論争の的だ。

 まあ、こんなふうに寄稿者たちの背景までわかったうえで、文学史の中のヨタとして読むにはおもしろいが、なんにしても、自分が書きたい、という人のためには、なんの役にも立たないよ。
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