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探求――エネルギーの世紀(上) [単行本]

ダニエル・ヤーギン , 伏見 威蕃
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,415 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

【上巻「序」より】
2つの出来事が同時期に、地球の反対側で起きた。どちらも世界を震撼させた。
2011年3月11日、日本時間の午後2時46分、太平洋三陸沖深さ約24キロメートルで、巨大な2つのプレートが上向きのとてつもなく激しい力を発生させて、史上最大級の地震を起こした。東日本の広い範囲で家屋やインフラに甚大な被害が生じたうえに、福島第一原子力発電所への送電を含む電力供給が断たれた。地震から数十分のうちに巨大な津波が海岸線を襲い、一万数千のひとびとが溺死した。海岸に面していた福島第一原発では、津波が防波堤を越えて発電所内に流れ込み、予備電源をまかなうディーゼル発電機も浸水して、原子炉を制御するのに必要な冷却水が供給できなくなった。その後、水素爆発によって施設が損壊し、放射性物質が大気中に拡散、さらに、深刻な炉心溶融が起きた……


■脱原発か? それとも……?
東日本大震災は、私たちの生活を激変させました。そして福島第一原発事故は、全世界的な電力需要をまかなうのに不可欠と考えられてきた「原子力ルネサンス」に、大きな疑問を投げかけました。そして現代社会が電力に依存している実態を浮き彫りにしました。私たちの社会は電力なしでは成立せず、今後、ますます電力依存は深まっていくことが予想されているのです。
私たちの未来は、どのエネルギーに頼って生きることになるのでしょうか? エネルギーの世界的権威が、フクシマ後の未来を描いた超話題作が登場です!


■原子力と核、再生可能エネルギーの未来とは?
著者によると、2030年に世界の電力消費は倍増、エネルギー消費は現在の4割増になるといいます。藻、スイッチグラスなどバイオ燃料、風力、太陽光など再生可能エネルギー、電気・水素自動車などの未来の技術……そして原子力と核の未来とは?


■新興国の発展が、エネルギー産業に地殻変動をもたらすのか?
現在のグローバル経済は65兆ドル規模。ところが、20年後は130兆ドル規模になると予想されています。この経済規模をまかなうのに、資源は充分でしょうか?
どうすれば、数十億人の新興国のひとびとが使うエネルギーの爆発的増加、つまり「エネルギー需要のグローバリゼーション」は乗り越えられるのでしょうか?


■著者はエネルギー問題の世界的権威!
著者のダニエル・ヤーギン氏は、エネルギー問題の世界的権威で、全世界で大ベストセラーとなった『石油の世紀』ではピュリツァー賞を受賞しています。
福島第一原発事故を踏まえて書かれた本作は、ニューヨーク・タイムズ紙、フィナンシャル・タイムズ紙、エコノミスト誌など各紙誌で「現代人の必読書」と絶賛!

内容(「BOOK」データベースより)

21世紀の生活を支える未来のエネルギーとは何か?『石油の世紀』の著者が、フクシマ後のエネルギーの世紀を描く。

登録情報

  • 単行本: 508ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2012/4/3)
  • ISBN-10: 4532168317
  • ISBN-13: 978-4532168315
  • 発売日: 2012/4/3
  • 商品パッケージの寸法: 20.5 x 14 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 60,680位 (本のベストセラーを見る)
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46 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 翻訳とは何か? 2012/5/30
形式:単行本
翻訳とは原著者のオリジナリティ,思いがどの程度尊重されるべきものであるのか,最近の翻訳書を見るたびにこのような感覚が呼び起こされる.この本の原著自体,USのサイトではただ単なる寄せ集めであるという評価もあるが,私自身はEnergy Securityに関する一般向け論考としてそれなりによくまとまっているとは思う.内容的には星4つか.ただ,翻訳があまりにも不正確である.学生が原著Readingの”あんちょこ”として読むには良いかと言うことでちょっと見てみたら,とても学生には勧められない訳であったという次第.
訳が日本語になっていないとか,間違っているとかいうのではなく,物理的な意味でも,数値的な意味でも不正確なのである.この著作にたいしてヤーギンは非常に力を入れて書いており,言葉もデータの数値も丁寧に選んでいる.原著を読めばその意味がよく分かる.
そのような意味から,この訳はInroductionから誤解を招く誤訳が頻発している.書き出すと全てに渉るので本質的なもののみにとどめる.
"the pressure between two tectonic plates created....upward force"が”巨大な二つのプレートが上向きのとてつもなく激しい力を発生させて”とある.高校生でも分かるように主語が違うので,意味が全く変わってくる.'Fifty-five minutes later"が,”数十分”,"thousands and thousands of people"が”一万数千人”など,ある意味,原著者を無視しているとしか思えない.
極めつきは"At the Fukushima Daiichi complex, located at the very edge of the ocean"の部分を”海岸に面していた福島第1発電所では”になっている.海岸縁そのものに設置されていたからこそ起こった最大仮想事故であると言うことをヤーギンは"very"という単語で強勢表現しているにもかかわらず何の考慮もしていない."explosions"が”水素爆発”となっている(実際は水素爆発だけではない事を正確に表すために,わざと”爆発など”と言う表現にしている)などなど,第1パラグラフのみでも惨憺たる有様である.後は推して知るべしと言わざるを得ない(普通は最初ぐらい気を入れて正確に翻訳するものであると言うことを合わせ考えてみるに暗澹たる気分になった).ただ,この訳者,これほど酷い訳をする人物とは思えないので,この訳のひどさ,大きな疑問の残るところではある.

ということで,訳の星は2つ(原著の星4つと合わせて総合評価は星3つ).1つにしなかった理由は日本語にはなっているので内容の正確性を気にしない読者には,それなりにエネルギー安全保障に関する概要をつかめるという意味もあっての加点.ただし,この訳をもってenergy securityの引用文献とはなり得ない.引用をするときは必ず原著から.また,議論のベースにする場合にも必ず原著を読まれることを薦める.
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 こんにちのエネルギー問題を幅広く渉猟して多角的に描いており、たいへんな読み応え感があります。福島第一原発事故以降エネルギー問題に関心が高まっていますが、入門書としては最適の名著でしょう。
 著者の『市場対国家』もそうでしたが、「ひと」を切り口に各章を描いているので、大著ですが、読みやすいです。おすすめです。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
エネルギー問題の権威でピュリッツァー賞受賞作石油の世紀の著者であるダニエル・ヤーギンが福島第一原発事故を踏まえた上で今後のエネルギー問題と過去のエネルギーについての歴史を解説した書。上下2巻の本書は上巻。
冒頭に写真のみのページが16ページほどあるのだが、そこに載っているありとあらゆる出来事(湾岸戦争、ソ連崩壊、石油メジャーの合併、ナイジェリアのテロ集団、ハリケーン・カトリーナ、ウーゴ・チャベス、原油先物上場、大慶油田、ピークオイル、メキシコ湾原油流出事故、アラブの春、福島第一、等々)について、淡々と解説がなされる。本書を読めば、エネルギー問題についての大河ドラマを理解できるといった趣だ。
シェールガスなど最近のネタについても網羅されており、今の日本を生きる人間として、目を通しておいて損は無い内容かと思われる。
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