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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「読者への挑戦」も備えた、純然たる(!?)フーダニット,
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レビュー対象商品: 探偵小説のためのエチュード 「水剋火」 (講談社ノベルス) (新書)
実予南高校の部室棟が突如爆発し、その直後、五十メートル以上離れた校舎の四階から、生徒が転落した。 爆発したのが新聞部の部室で、転落した生徒が新聞部員であったことから、 二つの事件に、何らかの繋がりがあるのではないかとも考えられたが……。 本作のミステリ部分の仕掛けは、ある特殊技能と物理トリックによるもの。 物理トリックに関しては、一般性の薄い知識が必要とされますが、 読者を納得させるための伏線は、一応、きちんと張られています。 また、タイトルの「水剋火」は、「水」にまつわる事柄が、事件の謎を究明するうえで 重要な手がかりとなっていることを暗示したものです(転落した生徒が居た教室の 教卓に置かれていた水差しが教壇と生徒の最前列机のあいだに落ちていたことや、 その教室の黒板の縁に掛けられていた布巾が、わずかに濡れていたことなど)。 ラノベ的人物造形(探偵役は美少女陰陽師。ヒロインは貧乳を馬鹿にされると、瞬間的に、 べらんめえ口調になり、人格が変わる)が施され、装飾的なペダントリーやガンダムネタが 無駄に投入されたかと思えば、唐突にヒロインのぶっ飛んだ妄想独白文体が発動したりと、 いかにも、中二病的というか、要するにオタクテイストな作品ではありますが、そうした設定 やガジェットが醸しだす雰囲気を煙幕にすることで、現代における犯人当て小説を、意外と マジメに模索した意欲作、でもあるはずです……たぶんw
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
もっと評価されていい作品&作家,
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レビュー対象商品: 探偵小説のためのエチュード 「水剋火」 (講談社ノベルス) (新書)
正気を疑うような文体は、この作品でも健在。作者の「天帝シリーズ」とのリンクや、自称美少女陰陽師の正体に気付くと、 180%増しで楽しめます。 西尾維新のようなぶっとんだキャラクター群像が好き&作品自体がリンクしてるのが好き! そんな人には、絶対おすすめな1冊ぞなもし。
14 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
しんどい……,
By 成瀬 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 探偵小説のためのエチュード 「水剋火」 (講談社ノベルス) (新書)
古野まほろのファンだが、これはどうにもノらない。ひたすら、読むしんどさが付きまとってくる。 天帝シリーズのような、一種の酔っ払うような異様な吸引力はない。 『ぞなもし』だかなんだかわからないが、方言が入り混じっていて理解できなかったり。 正直、最後だけ読んで理解したので(最悪の形だが)もう良しとしようか、とさえ思う。 これは……、しんどい。アクが強すぎるのも考え物だと思った。
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