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探偵倶楽部 (角川文庫) 文庫 – 2005/10/25


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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「お母さん、殺されたのよ」―学校から帰ってきた美幸は、家で母が殺害されたことを知らされる。警察は第一発見者である父を疑うが、彼には確かなアリバイがあった。しかしその言動に不審を抱いた美幸は、VIP専用の調査機関“探偵倶楽部”に調査を依頼する。探偵の捜査の結果、明らかになった意外な真相とは?冷静かつ迅速。会員制調査機関“探偵倶楽部”が難事件を鮮やかに解決。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

東野/圭吾
1958年大阪生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、85年『放課後』で第三一回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第五二回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 302ページ
  • 出版社: 角川書店 (2005/10/25)
  • ISBN-10: 4043718020
  • ISBN-13: 978-4043718023
  • 発売日: 2005/10/25
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (36件のカスタマーレビュー)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 コモちゃん 投稿日 2002/5/29
形式: 文庫
お金持ち専用の会員制探偵事務所、それが「探偵倶楽部」だ。
彼らのもとに舞い込む5つの事件を収めた連作短編小説が本作。
しかし、本作に登場する探偵たちは、他のそれとは少し趣を異にする。
小説中に名前や素性の記述は一切なく、ただ「探偵」と「助手」と
呼ばれる美男美女のコンビというのが判るだけ・・・。
一般の推理小説に登場する探偵たちが、被害者と一緒に苦悩したり、
「硬ゆで卵」が大好きで一匹狼を気取ったりするのとは大違い。
依頼された用件を冷徹無比に、そして機械のような正確さで淡々と
こなしていくだけだ。
そこがクールで謎めいており、かっこいい。
5つの事件ともに、読者の推理と予想をみごとに裏切る二転三転の
どんでん返しが用意されている。
緻密な構成で定評のある作者の面目躍如といったところ。
その中でも新書版刊行時の表題作、「依頼人の娘」が白眉。
単なる殺人と思われた事件に隠された意外な事実と、その真相を
「依頼人の娘」に知らせまいとする周囲の人間の心遣いが、読後の
哀愁を誘う秀作。
連作中で唯一、機械のような「探偵」が自らのポリシーを曲げ、
人間らしいところを見せてくれるのも一興だ。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 海山ごはん 投稿日 2006/10/3
形式: 文庫
金持ちだけが仕事を依頼できる、会員制探偵組織「探偵倶楽部」の活躍を描いた短篇小説集。

自殺や事故に偽装された事件の真相を探偵倶楽部がこともなげに解決して、ほくそえんでいる真犯人を弾劾する爽快感を味わえる作品である。

その探偵倶楽部のふたりだが、作中では名前すら明かされることがない。しかし、その神秘性と事件に主観を交えないところは、痴情のもつれや金銭トラブルから事件を起こした真犯人たちを主題に描く作品の中でも、大きな存在感を持っている。

作品は基本的なパターンを持っているが、読者がそれに慣れてきたところで少し変化がつけられる。このあたりは、読者の心理を良くわかっているベテラン作家ならではの優れた技量の見せ所といったところだろう。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ナツナオ 投稿日 2007/1/9
形式: 文庫
VIPからの依頼を専門に請けおう、会員制調査機関・探偵倶楽部をえがいた連作短編集。

この作品の特徴は、従来の探偵小説と異なり、探偵達の捜査活動を書いているわけではなく、探偵倶楽部があくまでも脇役に徹することである(彼らの氏名も結局明らかにされない)。探偵はあくまでも調査を依頼された事件をクールに調査して来るのみであり、その調査結果の使用方法については各章の主人公である依頼人にゆだねられている。それぞれの事件のプロットはよいので、あとはこの特徴的な設定に読者の側がなじめるか否かで評価が分かれると思う。私の感想としてはこの設定をうまく生かしている章もあれば、主人公の姿がうまくみえず、作品のメリハリがない章もあったように思う。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 TKMT 投稿日 2008/6/6
形式: 文庫 Amazonで購入
 弟が何気なく私の目の前に置いて「なかなか面白いかも」といったのが本書を読むきっかけであった。祥伝社の「ノン・ノベル」版として刊行されたのは1990年だから、かなり昔の作品である。そのときは、『依頼人の娘』という所収されていた一作品の表題であったが、その後、角川文庫から『探偵倶楽部』として復刻した。著者自身も当初はこの表題での出版を希望したが、何らかの事情でそれは叶わなかったと述べている。むろん現在は『探偵倶楽部』として版を重ねている。

 本書は「依頼人の娘」を含む計5本の短編が収録されているが、フーダニット(犯人)・ハウダニット(手段)そしてホワイダニット(動機)という本格推理小説に不可欠なエッセンスがすべて盛り込まれている。初期作品としてはなかなかの出来栄えで、それなりに注意して読まないと理解できない箇所もあった。単純に「面白い」というよりは「凝った」諸作品ばかりだというのが率直な印象である。「ノン・ノベル」は上下に文章が載る配列で字も小さくやや読みにくいという難点があるが、それは内容が十分にカバーしているといえるだろう。東野作品としてあまり知られていないように個人的には思うが、どうであろうか。レビューも少ないのが残念だ。

 本書に登場する会員制の調査機関というべき「探偵倶楽部」(男の探偵と女の助手の計2名)は、著者の言葉にあるように
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