本商品収録の「ミルキィホームズ第6話」は今作のポイントとなる回である、今まで有名無実と化してきたかに見える、「トイズをとりもどし名探偵になる、」というシャロの(およびミルキィホームズの)「夢」をはっきりと宣言した彼女の成長譚でもあり、
シャロに瓜二つなゲストキャラ、「クラリス王女」の成長もからめ、それらを過激なギャグで包みながらも芯の通った展開は、「笑わせて笑わせて最後にほろりとさせる」吉本新喜劇を思わせる。
それにつけても特筆すべきはシャロの汚れなさ、この回では「ネコミミメイド」の扮装を強要され「語尾ににゃあ」付け、あげくのはて「SMの女王様」まがいの行為までさせられるのに、キャラがまるで「汚れない」のだ、「子供っぽくて純真なヒロイン」はアニメの世界には掃いて捨てるほどいるが、彼女のように受身なのにたくましい無垢な心、すなわち確固たる信念をもった「純」なキャラは他にあまり見当たらない、
シャロがミルキィメンバーの中でも皆に一目置かれる存在であり、皆に愛されているのは、その屈託の無い明るさが太陽のごとく皆の心を照らすからであろう、
また彼女を演じる「三森すずこ」氏もいわゆる「アニメ声」の声優ではなく、「子供番組のおねえさん」的な声質で聴く者の心を癒してくれる。
ミルキィホームズは放送開始時のファンの予想を遥かに上回る傑作になるだろう、そして後の世に本シリーズは「ファースト」「第一作」「旧シリーズ」などと呼ばれる事になるのだ。