今から、10年前と20年前と、その頃の新人と今の新人を比べて、いかにして、採用していくか、内定後ひきとめるか、入社後、辞めないようにするかについて書かれています。
2005年の新卒の有効求人倍率は、100人に対して、企業が70件だったのに対し2008年では、なんと100人に対して、214件の募集とのこと。
それでは、これまでと同じように募集をしていても採用できなくなるわけです。
例年、一定数を確保する必要のあった大企業などは今後も大変かもしれませんが、逆にいえば、名もない中小企業にも、良い人材を入手するチャンスが出てきた、とも言えます。
例えば、インターネットによる会社情報の掲載などは、採用費用が何桁も違う大手と中小で、それほど差がつくところでもないのは良い例でしょう。
また、学生側も「給料が良いか悪いか」ではなく、「働いて楽しそうかどうか」で
会社を選ぶ傾向が強くなってきているとのことです。
ある程度、アルバイトや派遣などで生きていくだけのお金は稼げるだけに「働く」ということに対する意識が年々変わってきているのかもしれません。
また、新人に好かれる上司、嫌われる上司という部分は、新人向けだけに限らず、OJTなどを考えていく際にも役に立ちそうでした。
最後に、上司が部下と十分にコミュニケーションが取れているかの1つの目安として、部下の「出身地(実家)」「家族構成(兄弟)」などを把握できているかどうか、というのがありました。
つまりそういうところにまで話題が及んでいる関係であれば、いきなり「退職」ということにはなりにくいのかもしれませんね。
マネジメントの観点からもオススメの一冊です。