「できる人を見抜く」ということは、「上司ができる部下を見抜く」ということにとどまりません。
部下が上司を見抜いてもいいし、同僚を見抜いてもいい。
さらには、平社員が社長を見抜いたっていいのです。
そんな「本当にできる人」の傾向と対策、あなたも知りたくありませんか?
独自の切り口で、いままで誰も語らなかった最前線の人材論を展開する著者。
新進気鋭の若手経営者である彼は、本書の中で、こう述べています。
「成長とは変化することです。小さなアオムシが大きなアオムシになることは、成長とは言えません。(中略)仕事も同じです。いまのあなたが、いくら表面的な知識や小手先のノウハウをふやしたとしても、それは大きなアオムシになることと同じです。蝶になって空を飛ぶことはできません。大事なのは、あなた自身が変化するかどうかです」
悩める経営者へ、苦しむビジネスマンへ、そして迷える学生へ、
本書は本当の意味での「スキルアップ」を伝授し、よきパートナーとなる一冊です。
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というのも、著者の主張は全て「自己経験からの感覚的統計論」にしかすぎないからです。自分はこう
いう経験をしたから世の中こうなんだ、という。多角的視野からの事象比較や、客観的数値による分析
はいっさいありません。
一個人の経験をあたかも世の中の事象の模範解答であるかのように語るのは、仮にも「コンサルタント」という肩書きを持つ人の主張にしては、あまりにも杜撰すぎるかと。これでは説得力がないばかりか、
逆に視野の狭い偏った仕事しかしてこなかった人ではないのかという印象を受けてしまいます。
例えば一例をあげますと、「公文式では、生徒の能力より少しだけ上の問題を与えるから伸びるそうだ。だから仕事も能力の120%程度の業務を与えるのが望ましい」という主張があります。しかし学習法で
言えば「できると分かっている実力より少し下の問題から始め、自信をつけさせてから徐々に実力以上
の問題に挑戦させる」というやり方もあり、そういった方式の塾も市場では伸びています。
でも本書ではこういった「他角度からの視点」はまったく考慮されていません。仕事における人材育成
論に当てはめた際に「公文式手法の方が優れている」と判断する根拠はどこにも書かれていないのです。
ましてや120%の業務を与えて達成できなかった場合の対処法やモチベーションをどうフォローするかと
いう人材育成で非常に重要な部分には、一切触れられておりません。そもそも能力の何%に当たる業務
というのをどのようにして図るのかという、根本的な部分の定義はもちろんありません。
このように、本書は「できる人」に必要とされる論理的思考でもって書かれた本とはとても思えませんので、立ち読みで十分ではないかと思います。速い人なら多分一時間程度で読めてしまうでしょう。
「野球選手の成功例」や「飲み屋でのやりとり・・・」といったたとえ話ばかりで、
著者自身の具体的な経験談が非常に少ないのだ。
たしかに著者は営業で素晴らしい結果を出し、
自分で会社を興した”できる人”なのだろうが、
だからといってこの本の内容を手放しで褒める事はできない。
人材の見極めが大事だと言う割りに、その具体例が非常に乏しい。
「アドバイスをした社長さんに感謝されました・その会社が伸ち?ました」ばかりで、自分自身の体験が見えてこないのだ。
自分はどのような営業をしてきたか、自分の会社ではどのような手法で学生を採用し、
その新人はどのように育ったかが全くといっていいほど書かれていない。
これが無いから本書全体が説得力を無くしてしまっているように感じた。
著者には「営業マンの卵を見抜く力」はあっても
「営業マンを育てる力」は無いのではないかと疑ってしまう。
ましてや「未来の田中耕一さんを見抜く力」はまず無いであろう。
講演で話す事と活字は違う、大風呂敷を広げるよりも
もっと他に書くべき事があったのでは無いだろうか。
評価:[BOOKOFFで100円になるのを待つのがふさわしい本。]
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