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掌の小説 (新潮文庫)
 
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掌の小説 (新潮文庫) [文庫]

川端 康成
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 559ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1971/03)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101001057
  • ISBN-13: 978-4101001050
  • 発売日: 1971/03
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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47 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By grd2
形式:文庫
短めの小説(2~10ページ程度)を集めたものなので、まとまった時間が取れないけれど読書がしたい時などには最適だと思います。私の場合は、中学入試の国語の小説問題対策として読んだのがきっかけでした。

収録された小説は100篇以上で、全部で500ページを超えているので、かなり長い間楽しめると思います。

川端康成といえば一般に詩的で繊細といったイメージですが、雪国や伊豆の踊り子とはまた違った趣の作品もあるので、飽きずに読み進めるでしょう。

それでもやはり私が一番お勧めするのは、詩情豊かで繊細な『雨傘』です。たったの3ページであたたかい気持ちと切ない気持ちとを同時に味わうことが出来ます。

このレビューは参考になりましたか?
36 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By north
形式:文庫
見開き一ページで終わってしまうお話にも、しっかりとした世界観が展開されています。まるで文庫本一冊の小説クラスに。どこでどうやったら、こんな短い中にストーリーを凝縮させられるんだ? という驚きに打たれました。

また、視点が本当に繊細で、たとえば恋愛感情ひとつとっても、好きな相手の服に触れることでその相手を抱き締めたつもりになるとか、「あーわかる。けど普通、こういう風に言葉にはなかなかできないよね」というものがたくさん。生まれながらにして作家とはこのことだと思いました。

「雪国」の世界を理解できなくて「川端康成って、本当にいいの?」と思っていた私ですが、「掌の小説」を読んでやっと川端康成の本質をつかめたような気がします。

このレビューは参考になりましたか?
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
小説と散文詩 2005/8/21
By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 この短編(というか 掌編)小説集を読んでいると 川端の才能の多彩さに唸ってしまうしかない。百編以上の作品が 各々独自な作風で煌めいている。こんな作品集は 空前であり 絶後であるとも言える。

 川端は ある時期に 詩を書きたいが書けず その代わりに掌編小説を書き散らしたという言い方をしている。そう言われると 散文詩の趣もないわけではない。但し 例えば三好達治あたりの散文詩と比較すると もう 全く違った世界である。三好が書いているものは 長くても確かに詩である一方 川端が書いたものは 短くても どうしようもなく小説である。その意味で本作は小説と散文詩の違いを際立たせるという点でも ユニークな作品であると思う。

 

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