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掌の中の小鳥 (創元推理文庫)
 
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掌の中の小鳥 (創元推理文庫) [文庫]

加納 朋子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ここ“エッグ・スタンド”はカクテルリストの充実した小粋な店。謎めいた話を聞かせてくれる若いカップル、すっかりお見通しといった風の紳士、今宵も常連の顔が並んでいます。狂言誘拐を企んだ昔話やマンションの一室が消えてしまう奇談に興味はおありでしょうか?ミステリがお好きなあなたには、満足していただけること請け合い。―お席はこちらです。ごゆっくりどうぞ。

内容(「MARC」データベースより)

涼しげな声の女バーテンダーが切り回す「エッグ・スタンド」を舞台に、さまざまな男女の心の機微を鮮烈に描いて感動を呼ぶ気鋭の鮎川哲也賞受賞作家の会心の連作短編集。輝かしく、だが切ない青春の日々。* --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 285ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2001/02)
  • ISBN-10: 4488426034
  • ISBN-13: 978-4488426033
  • 発売日: 2001/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bluestar トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 ただ単に謎やトリックを解くだけのミステリーは、一度読んだら飽きてしまいます。二度読もうとはきっと思わない。

 加納朋子さんの作品は、別の短編集で『裏窓のアリス』を読んだのが初めてだったのですが、そのあったかい作風にすぐひきこまれてしまいました。それで、他の作品も読んでみたいなあと思って買ってみたのがこの作品です。

 誰も死なないし、誰も悲しまない。あったかいミステリーです。なんといっても、キャラクターがとっても魅力的。

 主人公(?)圭介が、ふとした偶然から一人の女性と出会うところから話が始まります(ま、そのまえに、きちんと一つ”謎解き”があるんですけどね)。

 最初は名前も教えてくれない。そして、”偶然”はいった小粋なバー「エッグスタンド」での会話の中から、彼女の名前を当ててしまう。。。自由奔放、ストレート、かわいいような小憎たらしいような、彼女のキャラクターがとってもステキ。圭介がグイグイ彼女の魅力に引き込まれてしまうのがわかるような気がします。

 死体は出てこないけど、立派なミステリーです。

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24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 桔梗
形式:文庫
加納さんの作品はすべて濃やかな観察に満ちている。誰かが死んでしまったりするわけではなく、もしかしたら日常自分でも遭遇しているかもしれないような出来事が、とてもあざやかに描き出されている。

全体は5つの短編で構成されていて、主人公であるクールで頭のいい、少しだけ皮肉屋(それが自分でも欠陥だと思っている)青年冬城圭介が、とある出来事から参加したパーティーでまっすぐできらきらしている女の子に出会い、お互いが語り合う形式で物語りは進んでいく。

わたしが好きなのは2番目の話、まさに2人が出会って彼女が圭介に感嘆する話だ。パーティーから彼女を誘い出すために、彼女がボーイフレンドに語って聞かせた高校生時代のエピソード(彼女自身は謎だともなんとも思っていない)の謎を鮮やかに解いてみせ、見事に彼女の関心をひく。

それは種明かしになってしまうので詳しくはかけないが、彼女を思うお祖母さんとの思い出話で、とても心が温まる上に、彼のような人が身近にいたらいいだろうなぁと楽しくなってしまう。男性なら、彼女のような人がそばにいたら毎日が楽しいと思うだろう(実際、圭介はそう感じていて、そんな自分に驚いている)。

ちなみに、彼女を誘い出すことに成功した圭介は、銀座で前に部長のお供できたことのある店に彼女を連れて行こうとするのだが、そんな店は高いに決まってるわという彼女がここでいいじゃない、と勢いよく扉を押して入っていったお店で語りあう。その店も、なんとも素敵な店なのだ。女性バーテンダーが一人で切り盛りをしていて、季節の花が大胆に生けられていて。 舞台設定、登場人物の設定、ささやかだけれども心躍る事件と仕掛けがたくさんの、超おすすめだ。

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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By coco_i
形式:文庫
~本書は短編集なのですが、その5つはばらばらではありません。登場人物が少しずつ重なっていて、最後まで流れるように進みます。そのすべてをまとめるのがエッグスタンドというバーです。このバーの女性バーテン、泉さんが飾るお花が、物語の中に季節感と色彩を与えていて、ばらばらになりそうなお話を同じ方向に向かせているようです。
~~
基本的には安楽椅子探偵の形式をとっていますが、謎解きをするのはひとりではありません。そしてその謎の解き方も、探偵さんにありがちな「教えてあげよう」といった一方的さがなく、あくまでも日常生活の中にことんと落とされたような、ふつうの生活の一部のような印象を与えます。
~~
加納さんのお話は、いつでもあったかい。推理小説とはちょっと違う。ミステリーと言っても、なんか少し違う。すでに加納朋子というジャンルと言ってもいいかも。~
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投稿日: 2009/8/31 投稿者: かやの
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投稿日: 2009/1/10 投稿者: トーマの休日
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投稿日: 2006/1/31 投稿者: greendragon
読後さわやか♪
懐かしい日々。きらきらと輝いていた日々。だれにでもそんな思い出の日々があったに違いない。そういう懐かしさを思い起こさせてくれる本だ。だが単なる青春物語ではない。そ... 続きを読む
投稿日: 2005/5/25 投稿者: ゆこりん
綺麗なミステリー
文庫の綺麗な表紙は前々から気になっていました。しかしミステリーと銘打ってあるため、私にはやや高い壁でした。一種の気分転換のつもりで手に取って読んでみたところ、すぐ... 続きを読む
投稿日: 2005/5/15 投稿者: アスパラしいたけ
日常のミステリー
殺したり、殺されたりなミステリー小説に半ば嫌気を感じていた時に
ここのレビューを参考にさせて頂いて購入しました。... 続きを読む
投稿日: 2005/3/11 投稿者: ゆま
繰り返し読みたい本
本書は短編だが、5つの話は連作になっている。... 続きを読む
投稿日: 2004/5/12 投稿者: Aya
何て素敵な、しゃれた連作ミステリ短編集なんだろう!
卵の中に、身の回りのちょっとした謎が入っています。謎が解かれた後に、卵の中から小鳥がひょいと顔を出して、ふわりと羽ばたいて飛び去っていく……。それぞれの短編に、あ... 続きを読む
投稿日: 2004/3/8 投稿者: 風(kaze)
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