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授乳
 
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授乳 [単行本]

村田 沙耶香
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

群像新人文学賞デビューの著者、初の作品集。優秀作受賞の「授乳」はじめ3作品を収録。日常生活の細部を新しい感受性・感覚で描く。「小説を書く原点」(選考委員・藤沢周氏)をもった著者のデビュー作。

内容(「BOOK」データベースより)

その場限りの目新しさなら、もういらない。「文学」をより深めて行く瑞瑞しい才能がここにある。「こっちに来なさいよ」そう私に命令され、先生はのろのろと私の足下にひざまずいた。私は上から制服の白いブラウスのボタンを一個ずつ外していった。私のブラジャーは少し色あせた水色で、レースがすこしとれかけている。私はそういうぞうきんみたいなひからびたブラジャーになぜか誇りを感じている。まだ中学生とはいえ、自分の中にある程度腐った女があることの証明のように思えたのだ。群像新人文学賞・優秀作。

登録情報

  • 単行本: 253ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/3/1)
  • ISBN-10: 4062127946
  • ISBN-13: 978-4062127943
  • 発売日: 2005/3/1
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 893,056位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
十代の女の子なら誰もが感じるあの感覚、自分の身体への違和感、自分を生んでくれたはずの両親への生理的嫌悪感、異性への興味と拒否相半ばする好奇心、そういったものが、独特の比喩表現で艶かしく描かれていて良かったです。これ以上やったら気持ち悪さが勝つ、そのギリギリのところで踏み留まっていて、そのバランス感覚が秀逸です。特に「コイビト」のラストは、小さな悲鳴をあげそうになりました。若干、「御伽の部屋」が後半息切れした感があるので★四つですが、お薦めいたします。
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形式:文庫
短編3本で構成されています。
 『授乳』 女子中学生が、男子大学生の心を支配し、授乳を試みるお話
 『コイビト』 人形と自分だけの世界にのめり込む、ふたりの少女のお話
 『御伽の部屋』 ある男性の部屋に、理想の世界を見い出した、女子大生のお話

どれも主人公は女子学生。
思春期の ”おんなのこ” は、肉体の強制的な変化によって、”おんな” を意識せざるを得ない宿命。
彼女らは、芽生えてくる女性的感情、性衝動や、母性やらを、真っ当に処理出来ません。
(一応、幼少期の体験なんかがセットで描かれており、理由付けはちゃんとあります。)
その精神は、持て余され棚上げになるわけではありません。どんどん暴走していきます。

支配欲に似た母性や、錯誤的偏愛や、逃避行動は、リアルな欲求の結果で、
倒錯的な行動もなぜか説得力があります。

女性が一方で抱える、危険でアンバランスな心には、男性読者としては圧倒されるばかりです。
通勤途中とかに読んでいましたが、少し疲れます。やはり夜に一気に読むのが良いでしょう。
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凄い感性 2010/9/6
By りぃ トップ100レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
『授乳』と『コイビト』は読後何年かたっても忘れられない衝撃があります。主人公と同じ年頃の女子は感じないようなことを表現されています。『授乳』は、主人公が母親の料理の仕方を細かく観察されていて、ちょっと怖かったです。『コイビト』は、主人公が自分と同じ嗜好(ヌイグルミを本物の恋人にしてしまっている)を持った少女と出会ってから自分を客観的に見れるようになりパニくる話です。人物描写はこの作者独特のグロさがある表現でした。もうひとつの読みきりは、収録されている三本の中でも鋭さが足りなく無駄に長い感じがして最後まで読めませんでした。
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