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捨て犬を救う街 (角川文庫)
 
 

捨て犬を救う街 (角川文庫) [文庫]

渡辺 真子
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

捨てないで、殺さないで! あなたを見つめる犬や猫のまなざしを受けとめて

捨て犬や捨て猫の命を何とか殺さずに救おうとする街、サンフランシスコ。かたや年間65万頭の犬猫をガス室で殺処分する日本の自治体。不幸な犬猫を一匹でも減らすために私達は何をすべきか、渾身のルポルタージュ!

内容(「BOOK」データベースより)

カバー写真の子犬、巻頭写真の子犬たち。みんな保健所などに収容された子犬たちです。犬だけでなく猫もたくさん収容されます。これらの施設では責任を持って育ててくれる人たちに譲渡を斡旋しています。それでも年間五十三万頭もの罪のない犬猫が殺処分されているのです。こうした不幸な犬猫を一頭でも減らすために踏み出した著者の、希望を見つけるための旅。

登録情報

  • 文庫: 227ページ
  • 出版社: 角川書店 (2002/12)
  • ISBN-10: 4043684010
  • ISBN-13: 978-4043684014
  • 発売日: 2002/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 真実を見る眼を, 2003/11/1
レビュー対象商品: 捨て犬を救う街 (角川文庫) (文庫)
一匹の犬。殺処分がこれから始まるという一枚の写真。

この子の姿を見て「うちの子だ」と気づく元飼い主はいるのだろうか?
こういう本には見向きもしないから、一生見ることはないのだろうか?
見たとしても、自分の飼っていた犬と気づくのだろうか?
このわんちゃんは、この写真の瞬間、一体どんな気持ちでいたのだろうか。
私たちには見えないけども、目から悲しみの涙を流していたのかもしれない。
不慣れな、怖い機械の音に囲まれた、おそろしく孤独な死を、理解しただろうか。

最後まで飼い主のことを思って、そして...冷たい壁が震える心身を奥へ奥へと押していったのか...。

無垢の心が、無償の愛を人間に捧げたそのかけがえのない命が、何故こういう終わりをとげるのか。単なる動物コントロールという無情に現実的な枠を越えて、この問題を考えない限り、そして声を挙げて行動しない限り、行政まかせの殺処分は続く。あまりにも目を背けたくなるような現実にあえて立ち向かっていった著者の勇気は尋常のものではない。また読む側にとっても読む勇気が必要となる。しかし、目が文章から離れなくなる。知りたいと思っていてもあまりにもひどくて見に行けないことだったから、せめて文章からでも現実を知りたいと、目が本能的に行をなぞっていく。見ることをしなくなった目が、再び目覚める瞬間。怖いからって自分の存在の奥に埋没してはいけない。動物は、授かった命をすべて最後までかけて命を生きるから、人間の影に光を当ててくれる。自分達か犠牲になってまでも私たちに気づかせてくれるその力は、無条件の愛そのものではなかろうか。

今まで何百万匹と、決して「安楽死」ではない、殺処分をされてきた動物達の最後の瞬間は私たちには想像することしかできない。できれば想像もしたくないこと。でも私達はれっきとした加害者だ。

ここに問題提示がある、さてここから私はどうするべき?と自主的な部分に触れる本。

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35 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 今日からでも始めたい 私たちにできること, 2003/7/26
By カスタマー
レビュー対象商品: 捨て犬を救う街 (角川文庫) (文庫)
日本と欧米における、不用犬の具体的なデ-タに基ずいた比較調査は説得力があり、愛情あふれ、センスある文章に心を揺さぶられました。
特に文中のアメリカの取材で書かれた不用犬のシェルタ-の素晴らしさには胸を打たれ、日本の不用犬がガス室で処分される描写では涙で行が歪み、読み進むことがつらかったです。

この本をきっかけに日本中の動物好きの人が立ち上がり、今の日本の捨てイヌたちの現状を変えられたら・・。そんな勇気を与えられるこの一冊、ぜひ、一人でも多くの人が手にとってくれますように。
 PS 私も自分の町にいたノラ犬の親子2匹をひきとりました。

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30 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 今この瞬間。, 2004/2/16
By カスタマー
レビュー対象商品: 捨て犬を救う街 (角川文庫) (文庫)
温かい布団の中で、夜眠りにつく時、ふっと思った。
今、この瞬間日本中で何万頭もの犬が、冷たい檻の中で、飼い主のぬくもりを求めながら寂しく、明日にも訪れるかもしれない死を待っているのだと。
裏切られても、一途に信ずる命。
それが、きっとこの私が住む町にもいるはずだ。
悲しい鳴き声が聞こえてくる気がした。
涙があふれて、とまらない。
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