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捕るか護るか?クジラの問題 -いまなお続く捕鯨の現場へ- (tanQブックス)
 
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捕るか護るか?クジラの問題 -いまなお続く捕鯨の現場へ- (tanQブックス) [単行本(ソフトカバー)]

山川 徹
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

現在、資源としてのクジラをいかに持続的に利用していくか。あるいは保護するか。さまざまな議論が巻き起こり、世界的に関心を集めています。またクジラの持つ知性の面から捕鯨をすべきではないとする意見もあります。しかし、関心が高い割に実は知られていないことがたくさんあります。そもそもクジラは、どのような動物なのか。本当に数は少なくなっているのか。ほんとうに頭が良いのか。クジラとは何かをクジラの生態や人間の関わり、捕鯨問題などとともにルポルタージュ形式で分かりやすく解説します。

内容(「BOOK」データベースより)

クジラは保護すべきか、それとも捕ってもいいものなのか。多くの人たちはクジラがどういった存在か理解せずに、「捕鯨」や「反捕鯨」という言葉を目にしているのではないだろうか?ぼくらはクジラという地球上で最大の野生動物をもっと知る必要がある。調査捕鯨船、そして捕鯨発祥の地である和歌山県の太地町へ。クジラ問題を考えながらいまなお続く捕鯨の現場を歩く。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 224ページ
  • 出版社: 技術評論社 (2010/3/24)
  • ISBN-10: 4774141976
  • ISBN-13: 978-4774141978
  • 発売日: 2010/3/24
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 110620
形式:単行本(ソフトカバー)
昨今、話題に事欠かない捕鯨問題だが、本書の著者は以前から関心を持って丹念に取材し、今回、本書の形としてこれまでの成果を興味深くまめあげていることに成功している。

本書は著者と同年代の人間なら抱くであろう素朴な疑問が端緒となっており、読者の広くは実に興味深く読み進めることができるのではないだろうか。そして、そんな著者の素朴な疑問から始まるクジラの物語は、海の深奥に潜むクジラの神秘性とそれを追いかける人々のさまざまな人生模様でもって色濃く、色鮮やかに紡がれていく。まさにモビー・ディックで知られる名著「白鯨」さながらの展開を見せてくれる。まさしく本書の読みどころであり、クジラにまつわる科学的な数値データだけでなくクジラそのものを目の当たりにし、そしてクジラにあやかる人々の現場に体当たりで足繁く通った著者だからこそ発せられる言葉であろう。本書が血の通っうルポタージュとして読者を魅了するのも納得がいく。

本書のスタイルとしては、タイトルにもなっているように「クジラ」の問題として著者のルポタージュが展開されていく。当然のことながら、最後は「人間」の問題として焦点が当てられていくことになるが、そもそも、現在どこまでクジラの生態がわかっているのか、また環境破壊と人口激増による食料難が危惧される今、捕鯨なしでクジラとの共存は可能なのかどうか、捕鯨そのものに対する日本人の考え方のあいまいさはどこからくるのか。本書は文化・経済・科学といった多角的視点からクジラを解剖してみせることで、読者自身の素朴な疑問に対する答えへの道筋を作ってくれる一助になると思われる。

是非、著者の次回作を読んでみたいと思う。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
国や地域、宗教や人種により鯨に対する考えは様々。
しかし著者は、その枠を超え、若さを武器に、単純に捕鯨船に乗り込みその雄大な姿を眺め、
鯨に関わる人間を訪ね歩き、鯨の生態を勉強し、ゼロから鯨の問題を感じ取りました。
日本一鯨を追っかけまわした素人。
鯨問題を考えるならまずこの一冊からです。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 5212
形式:単行本(ソフトカバー)
「捕るか護るか?クジラの問題」。タイトルとコミカルなデザインの表紙に目を引かれた。
難しく書かれた捕鯨の本はこれまでにもたくさんあるが、これなら私にも読めるかな?と
初めは軽い気持ちで読んでみた。

最近ニュースでよく目にする捕鯨問題。「捕鯨」「反捕鯨」と叫ぶ人たちが
映し出されているが、いまいちピンとこない。主張するからにはその問題に
ついてよく知らないといけないが、その術が私にはなかった。捕鯨の問題は
結局どこか遠くのお話として流していた自分がいた。

まず、著者の捕鯨に対する疑問、興味に共感できた。読み進めるうちに鯨の
生態について知ることができ、鯨とともに生きている人たちの生活について
考えることができた。伝統的に続いている鯨と人との関わりに興味がわいた。

何事もよく知ってからでなければ議論はできない。著書は、捕鯨問題について
考えるための入門書であると同時に、著者の体験を通じて捕鯨の今を知ることが
できるルポルタージュ。そして今後の捕鯨について思いを馳せることのできる
物語でもある。

情景描写の巧みな著者の表現。遠い存在であった捕鯨の問題が近くなった読後感。
鯨そのもの、そして鯨と関わる人たちについてもっと知りたいと思わされた一冊。

友人や家族にも薦めたい本だ。
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