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繰り返し味読するような類の書ではないが、知的刺激には満ちている。
本書はナショナリズム論やメディア論についてのトークセッションの記録だが、今まで宮台の著書を何冊か読んだ私にとっては、例の「アジア主義」、「国民益に沿った国家(ステート)のコントロール」、「国粋は愛国ならず」、「表現と表出の違い」などお馴染みの主張ばかりで、あまり新鮮味は無かった。
一方、姜の著書は読んだ事が無く、朝生などテレビでの発言では、スマートなルックスや、穏やかな声で、好印象を持っていたが、本書を読んで、思想自体は大した事無いと感じた。いかにもマックス・ウェーバーを研究している旧岩波文化人的大学教授って感じだ。丸山真男なんてもうどうでもいいでしょうに!宮台の日頃の論調からすれば、姜も「バカ左翼」の一人になる筈では?
宮台の「頭の悪い西部邁」「臆病な浅田彰」って発言が印象に残った。西部に対する罵倒は恒例だが、浅田についてのコメントは初めて読んだ。
対談の濃密さでは宮台真司×宮崎哲弥のM2には全く及ばない。
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