「学習する組織」の考え方を下敷きに、環境破壊される世界を「持続可能な未来」へ導くための変革の書である。今後のビジネスのあり方を十二分に考えさせられ、また、勇気付けられる。もっともっと話題になってしかるべきであると思う。
短期利益を追求するアメリカ型資本主義を超えて、循環型経済の新しいビジネス・モデルを如何に作っていくかを、その先進事例をおりまぜて具体的に説いていく。作って売って利益を稼いで終わりではなく、自然界と同じライフサイクルを捉えてビジネス活動をすることが企業としても最適解であるということが、コカ・コーラ、アルコア、BP、GEなどの具体的な先進事例が示されることで理解ができるし、具体的にその手順が力強く描かれている。
「持続可能な未来」への変革がテーマではあるが、関係している組織に何らかの変革を起こしたいと考えている方は、あたかも、コッターの企業変革論を読んでいるかのような力強さと勇気をもらうことができると思う。ビジネス・リーダー必読の書。