「使い道が限定されるものが苦手らしい」という物に対する本人が本能的に感じ取っているよう
な価値観には共感できた。特に本棚について述べてある章では、奥行き15センチに拘っている。
奥行き30センチだと手前が空いてしまいホコリが積もるし、著者はそこに小物など置くのは好
まないようだ。また、部屋が薄汚れてきたら「模様替え」しようとする辺りなど行動パターン的
には納得できる。掃除と整理整頓は別にするようにと、整理マニュアル本では基本事項として、
記されているが長年染付いた習慣はなかなか実行できないものだ。また、本については中々大胆
には処分できない悩みにもうなづけた。
「食」に関する頁では、レシピを兼ねたイラストが、やや男性的な文体のイメージを和らげてい
て楽しめた。