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拷問蔵―公事宿事件書留帳〈3〉 (幻冬舎文庫)
 
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拷問蔵―公事宿事件書留帳〈3〉 (幻冬舎文庫) [文庫]

澤田 ふじ子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

人を殺めた疑いで捕らえられた男の無実を信じ、菊太郎が洗い直した事件の裏には、世間や役人の偏見があった。怒る菊太郎がつきとめた真犯人の正体とは? 連作時代小説シリーズ第三作。

内容(「BOOK」データベースより)

同心組頭の兄・田村菊太郎は公事宿(訴訟人専用旅籠)の居候。人を殺めた疑いで捕らえられた吉松の無実を鯉屋に訴え出た恋人の八重。彼女の心にうたれた菊太郎は、事件を洗い直す。そして事件の裏に親が無宿者だった吉松に対する偏見があることを知る。怒る菊太郎がとった行動とは?「拷問蔵」ほか全六編収録の好評時代小説シリーズ第三作。

登録情報

  • 文庫: 321ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2001/2/7)
  • ISBN-10: 4344400690
  • ISBN-13: 978-4344400696
  • 発売日: 2001/2/7
  • 商品の寸法: 15 x 10 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By crow
形式:文庫
公事宿シリーズ其の三となる本書のタイトルにもなっている短編、
『拷問蔵』が筆頭で、淡々と描かれている拷問の様子に改めてゾクリとさせられる。
このシリーズは一巻が六編ほどの短編からなってはいるが、
一話が完結しつつもその後日談が次の話で語られるなど、
短編というよりは連作、連作というよりは章と呼びたい構成だ。

二話目以降でも要所要所に拷問蔵の存在が登場して、
そのあたりにも一貫性を感じた。
物語としては主人公・菊太郎の名声、お信親子との関係などもますます深まり、
より人情味を感じさせるものが多いように思えた。
中でも、『お岩の最後』、『中秋十五夜』が印象深い。

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By maysuke
形式:単行本
シリーズ3作目。基本的には事件簿ですが、事件に関わる人々を通じて人間の複雑な側面が垣間見えるのがこのシリーズの魅力の一つに思います。当時の拷問のやり方、仏教説話がもつ意味、京都五山の送り火の故事来歴、光悦寺の由緒等などの話が散りばめられているのも面白く、中から興味の湧いたことを色々と調べてみたり京都を旅してみたい気持ちにさせられます。1作目、2作目と期待をもって読み進めた方に、期待を裏切らない一冊です。
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By スイート・サイエンス トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
公事宿事件書留帳の第3作で6編の作品が収録されているが、佳作揃いで楽しく読めた。
後書きにも記されているが、このシリーズの魅力は細部(ディテール)の描写が優れているところにある。個々の作品は何れも事件を主人公が解決するミステリー仕立てであるが、ミステリー自体はさほどびっくりするようなひねりはない。しかしその中で描写される当時の制度・風俗といった細部が実にリアルなのだ。
例えば最終話の「中秋十五夜」で子供が御所の口向役人に斬られるが、聞き慣れない「御所の口向役人」は朝廷がある京都ならではの組織で、こちらに関する説明も面白い。
菊太郎とお信の関係もいよいよ深まり、個々の人間関係も今後のどのような展開になっていくのか見逃せない。
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