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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
☆ すばらしい作品 アメリカ小説の金字塔?言い過ぎかな?,
By gaki15 "くまさん5号" (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 拳闘士の休息 (単行本)
かなりの「話題作」だったのだが、ようやく読むことが出来た。古本でしか入手できないのは悲しいですね。本書は10編ほどの短編からなるが、いずれも面白い。著者を忠実に写したと見られる、全ての短編に見られる「病んだ主人公」。脳に損傷を負うか、または現実になじめない主人公たち。「生を傷の痛みとして生きる」つらさや、切なさ。特にベトナム戦争の描写では、著者の実体験としか思えないほどリアルです。「本当の戦争の話をしよう」(By オブライエン)と重なる描写力には素直に脱帽。アメリカの小説というと、「ストーリングテリング」が重視される とうい常識(私だけの把握?)を破るほど 主人公の内面に光を当てた手腕はただ者ではない。彼の作品で邦訳されているのはこの本だけなのが惜しまれる。「ボクシング」「てんかん」「戦争」… いずれも主題となり、リフレインのように主人公の心の痛みが伝わってくる。私にとっては、ヘミングウェイ以来の作家と思えるが、言い過ぎかな?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
こんな作家がいたのか,
By sotobori (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 拳闘士の休息 (河出文庫 シ 7-1) (文庫)
ベトナム戦争、末期癌、癇癪…。一癖も二癖もある主人公たちが、 戦争・社会・病魔などに振り回されつつも、我を通して生きて行く。 友人に紹介されて読んだのだが、その友人に右ストレートをおみまいした後、ハグしたい。 よくぞ紹介してくれた!と。 最初はアーウィン・ウェルシュっぽいかな?と読み始めたが、 圧倒的にタフな内容に翻弄。 素晴らしい。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
絶版ですけどね,
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レビュー対象商品: 拳闘士の休息 (単行本)
トム・ジョーンズ著「拳闘士の休息」は、村上春樹さんも紹介したことのある短編集です。主人公は何らかの障害(癲癇が多い)を持っていることが多く、それだけ聞くと暗い印象を受けるかと思います。 しかしトム・ジョーンズの語り口、そして訳者の岸本佐知子さんの翻訳はテンポ良く、リズムに満ち、シニカルな口調が憂鬱さを笑い飛ばすどころかそのベクトルを変化させ、軽快さに近いところまで持っていくのでした。 おがくずが頭が詰まっているよう感じた時の、お勧めの一冊。
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