モデル(有限オートマトン)の表記は、状態遷移図を中心に行う場合が多いですが、状態遷移表を併用する事により、モデルを新たな観点で見直す事が出来ます。状態遷移図を取り扱うCASEツールの多くが大規模で複雑な状態遷移図を階層的に整理して記述する為の設計手法を持っているのと同様に、状態遷移表においても階層的に整理して記述する設計手法が確立され、この書籍においてその詳細が説明されています。また、モデルからコード生成を行う為の仕組みが組み込まれており、記述方法の制約や内部のスケジューリング動作についても解説されています。初心者に優しいとは言えませんが、状態遷移表を中心にした設計方法を体系的に勉強されたいZIPCのユーザにとって必須のマニュアルと言えます。