消費産業としてのファッションから一線を画すクリエイターたち。彼女らは皆、情熱的でパワフルにエネルギッシュに活動し、型にとらわれない自由な発想と表現力で世界を魅了する。服飾、アート、写真、音楽、ZINE・・・多様な表現方法でファッションは語りかけてくれる。時にクリエイターたちはコラボレーションによって美や感性を分かち合い、互いに刺激を受けて次のファッションを生み出していく。
林さんは短いインタビューの時間でアーティストとの信頼関係を築き、彼女ら自身も気づいていなかった発想や思考を引き出す。聞き手の魅力だろうか?温かみ、人となりが感じられ読んでいて何か嬉しくなった。
本書は表紙写真、レイアウト、装丁のどれもがアーティスティックで品がよく、とても素敵だ。
この本はティーンエイジャーにぜひ読んでもらいたい。ファッションが表現できること、自らを表現することを楽しんで欲しい。毎日の暮らしの中にもインスピレーションを与えてくれる場面はたくさんあり、そこからクリエーションする力を若い人たちは内包していると思う。その力でファッションの世界を変えてしまうような新しいムーブメントを巻き起こして欲しい。
もやもやとしたイメージやアイデアが頭の中で宙ぶらりんとしているなら本書を手に取ってみるといい。ふと開いた頁が、あなたが前に進んでいくためのスイッチとなり、明日へのヒントになることでしょう。
ファッションは素晴らしい。そして、ファッションは楽しい。