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拝啓 大阪府知事橋下徹様―あなたは日本を変えてくれますか? (YUBISASHI羅針盤プレミアムシリーズ)
 
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拝啓 大阪府知事橋下徹様―あなたは日本を変えてくれますか? (YUBISASHI羅針盤プレミアムシリーズ) [単行本]

倉田 薫
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大阪府vs大阪市。積年の対立構造、「府市あわせ」=不幸せから「府市協調」へ。はたして、「大阪都構想」は実現できるのか?特別収録・平松邦夫大阪市長対談。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

倉田 薫
大阪府池田市長。昭和23年、大阪府池田市生まれ。関西大学法学部卒業後、池田市役所に就職。昭和50年、26歳で池田市議会議員に初当選、連続5期市議会議員を務め、市議会副議長、市議会議長を歴任。平成7年の統一地方選挙で「チェンジ」をキャッチフレーズに池田市長に立候補、初当選。以降、大胆な行財政改革の断行、地方分権に先駆けた池田モデルの「地域分権」などの施策を展開している。現在5期目。平成23年5月まで大阪府市長会会長を務め、また全国市長会副会長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 190ページ
  • 出版社: 情報センター出版局 (2011/07)
  • ISBN-10: 4795845336
  • ISBN-13: 978-4795845336
  • 発売日: 2011/07
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 樽井 トップ500レビュアー
 前大阪府市長会会長にして池田市市長の倉田薫が書き下ろした、大阪府知事橋下徹と大阪市長平松邦夫へのメッセージ本です。この二人はいまや犬猿の仲なのは周知の通り。維新の会という新政党を率いて大阪都構想をぶちあげて大阪市解体から一気に大阪府再生を狙う橋下知事に対して、大阪都構想というのはよくわからないと大阪市解体を一蹴する平松邦夫市長。この二人の激突は、数年前の橋下知事と平松市長誕生時の往時の蜜月関係を思い出せば隔世の感がありますが、本書を読めば読むほどに激突は必至だったというのがよくわかりますし、大阪都構想に対してスーパー大阪市構想が正面からぶつかりあうのは、この二人以前からの事としてすんなり受け入れられます。

 しかし、ことが全国区にまで広がったのは、やはり橋下徹という無類の力強さと攻撃力をもったキーパーソンが存在しているからなのも間違いが無く、本書はその橋下府政誕生からずっとそれを大阪府下の市長のとりまとめをしてきた立場から見続けて来た倉田氏独自の観点で綴られています。
 彼なら本当に大阪を変えてくれるのではないかという期待と、そのやり方ではかえって物事が上手く行かないのではないかと心配する老婆心との葛藤や迷いが見て取れて大阪の問題を府知事と市長に絞り込んで概観するのにはちょうどよい一冊です。惜しむらくは全国トップクラスの生活保護者数や失業者数、在日問題、同和問題、など政治的な重要案件については水道問題などの二重行政問題に比べると扱いが小さく、かつまた倉田氏のスタンスが見えない書き方になっているのが、現役の政治家らしいといえばらしいのですが、老獪さを感じさせてマイナスに思えます。そのことは、この二人の戦いのどちらにも与しないでどちらにとってもいい顔をしているようにも見えるところが見えるのと同様であまりいい感じをもてませんでした。
 ただ、先ほども書きましたように、大阪府と市の抱える構造的な問題に絞っての概観と、橋下徹というキャラクターによってうまれた大阪の新しい流れについて読むにはちょうど手頃な一冊です。

 ときちょうど、もうじき大阪市長選で下手をすれば橋下徹府知事が知事を辞職して、自身が市長選に鞍替え出馬するかも知れないという時期ですし、投票の前に読んで自分の政治的な投票に生かすのにもよいかも知れません。元読売テレビアナウンサー、今だと「たかじんのそこまで言って委員会」の司会者といったほうが通りがいいかも知れない辛坊治郎氏が維新の会から大阪市長、もしくは大阪府知事に立候補するかどうかは明らかにされませんでしたが、そのあたりも含めて読みどころは多かったです。
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今や大阪府知事選に名乗りをあげた倉田さんの本

政治家経験の差からか、平松氏、橋下氏を上から見下ろした感じが
にじみ出ている。

本書を一言でいうと
思想はある。提言もする。しかし、自分では実行しない。
といった感が拭いきれない本。

ただし、この本は、府知事選に名乗りをあげる前の1市長としての著書

府知事選に立候補した、これからの倉田さんの発言や動向に注目です。
思想はある。実行もする。という立場になろうということだと思います。

また、さすが大阪、「落語家か」と思わせる話口調には面白さも感じました。
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13 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
著者である大阪府池田市長の倉田薫氏は選挙戦の最中に橋下氏と対面し、それ以来相談を受けたり提言をしたりという関係だったようだ。その最初の出会いから現在までの橋下知事の行動、自分とのやりとりや所見を述べていて面白い本だった。こういった背景と経緯があったのかと教えてもらったように思う。

倉田氏は橋下氏のやり方の問題点を指摘をしながらも相変わらず期待していることが分かる。実際に関係を持ってきた人の視点からこういうふうに整理されると橋下氏に期待する人の気持ちも理解できなくはない。しかし、この本で紹介されている倉田氏の見方は、大阪府知事としての彼の政策の評価を保留した上でのものに思える。

中程に挟まれている平松大阪市長との対談の中で、橋下知事が住民の利益を軽視しがちであることが指摘されている。著者自身の口から言うのは避けて対談の中で平松市長に言わせて問題意識を提示しているというところだろうか。

倉田氏がこの本を通して問題提起したいのは、橋下知事の独りよがりな物事の進め方、協調する姿勢に欠ける点であると思われる。倉田氏は、国から地方分権を獲得するために「『新党・大阪』立党宣言(案)」という文書を橋下知事に渡したという。この文書についての回答は得られないままだが、倉田氏は以下のように述べている。

「そもそも私は、大阪維新の会が大阪都を実現するため、新しい自治を生み出すための政治勢力だとは思っていないことを申し上げておきましょう。ほんとうに新しい自治のかたちをつくる、大阪からそのメッセージを発信する地域政党は、やっぱり橋下知事を党首とする、大阪市を含めた43人の首長を党員とする「新党・大阪」だと思っています。」(131)

倉田氏は国と戦って地方分権を前進させる仕掛け人としては橋下知事を支持するというスタンスだということだろうか。「橋下氏の行動力や駆け引きの能力には群を抜いたものがある、その矛先を間違えなければ大阪全体にとって有益だ」という姿勢かと思う。

しかし、筆者から見れば、橋下知事は個別の府政で失策をしすぎた。首長としてはあまりに無能すぎる。無能といって悪ければ、意識が低すぎるといおう。これが明らかになった現在では切り込み隊長として容認することすらできない。即刻退陣して欲しいというのが正直な気持ちだ。

橋下氏が内向けの虐待のようなことをやめて、大阪市や周辺自治体との連携を重んじながら国に対して地方分権を働きかけていくようになったら支持してもいいかもしれない。しかし、それにしても失点が多すぎる。筆者の現時点での不支持は変わらないし彼のやり方の不当性を告発することもやめない。

倉田氏は全面的な支持を表明しているわけではない。橋下氏が住民の利益を重んじ、他者と協調できるように変わる限りでまだ期待を捨てていないのだ。筆者が彼を支持できないのは彼の人間性が気に食わないからではない。彼が明らかにおかしなことをするからだ。そして、彼の支持者も彼が「おかしなこと」をするのを喜んで支持しているわけではないだろう。

筆者が見ているTwitterのタイムライン上では橋下氏の支持者は「信者」と揶揄されている。橋下氏への期待感をふくらませるあまりか、支持者の多くが彼のおかしなところを見ないからだ。支持者は彼に何を期待しているのか。

倉田氏がそうしているように、支持するのだとしても、期待する部分と実際の彼の行動の評価とは分けなければならない。筆者はもう「信者」にはうんざりしている。

参考:「橋下ワクチン開発室」 http://www.geocities.jp/miirakansu/vaccine.htm
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