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拍手のルール - 秘伝クラシック鑑賞術 (2011-09-22T00:00:00.000)
 
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拍手のルール - 秘伝クラシック鑑賞術 (2011-09-22T00:00:00.000) [文庫]

茂木 大輔
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

コンサートで正しく拍手していますか? 知りたかった疑問にお答えします。「のだめカンタービレ」クラシック音楽監修の〈もぎぎ先生〉が案内する、もっと音楽を楽しむための鑑賞の手引き。

内容(「BOOK」データベースより)

「古典コン」(クラシックコンサート)に行きましょう。CDにはない魅力、「古典」ゆえの楽しみ方、何を聴くか?正しい拍手の仕方とは?知りたかった疑問にお答えします。「のだめカンタービレ」クラシック音楽監修の“もぎぎ先生”が案内する、もっと楽しむための鑑賞の手引き。

登録情報

  • 文庫: 260ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2011/9/22)
  • ISBN-10: 4122055326
  • ISBN-13: 978-4122055322
  • 発売日: 2011/9/22
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By かぼす VINE™ メンバー
形式:単行本
「拍手のルール」というタイトルから、拍手のタイミングなどクラシック音楽のマナー解説を想像しましたが、さすが茂木大輔さんだけに、一ひねりも二ひねりも! まず「拍手とは音量の大小、音程の高低、密度の密疎の3要素のかけあわせによって三次元的に変化する」と論文調で解説しています。「拍手の音量は拍手者の対外的表現意欲に比例する」「拍手の音程は拍手者の感動の表面性に比例する」「拍手の密度は拍手者の興奮度に比例する」といったぐあい。

拍手をこんな風に真面目にしかもユーモアをまじえて分析・解説するなんて、茂木さんの面目躍如です。「ここで観察したいことは拍手分布である。全員が同じような拍手をしている(統一的)か、かなり様々な拍手がブレンドされているか、それらが相互に影響を与えあっているか、というところに『聴衆の質』を看破することができる」だなんてプロ演奏者の凄みさえ感じるし、「次第に夜が明けてゆくように始まる拍手には感動的な表情がある」なんていう一文には、素敵なコンサートの情景を思い出してじーんときました。聴衆の拍手の中に含まれる多彩で微妙な表現を、音楽的な耳と感性を駆使してオモシロく分析してあります。もしかして拍手もまた、一つの音楽なのかもしれないなあと思わされました。

第三章「拍手のルール」の目次は:個別拍手音とその表現内容/集合拍手音の形成/拍手のタイミング/付加的・例外的喝采について/フライング拍手、フライングばぼー/フライング拍手防止法の提言/拍手の国民性/拍手の音楽史/他のジャンルの拍手観察

↑これだけでもじゅうぶん盛りだくさんですが、他に、指揮者式手記、名曲の曲名、調は曲の血液型、交響曲にかんするエッセイ……など面白くてタメになる内容が満載です。茂木ファンならずとも、クラシック音楽に興味のある方におすすめです。

 
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
N響の首席オーボエ奏者の茂木大輔氏による副題の通り「秘伝クラシック鑑賞術」でした。拍手のルールという書名は、第3章のタイトルを使用していますが、クラシック音楽を聴く場合のコツや勘どころ、といった話題がほとんどで、分かりやすい記述が堅苦しいイメージを払拭していました。

第4章の指揮者式手記は参考になりました。指揮者によって演奏の質が違ってくるのは当然ですが、その「演奏の違い」をテンポ、強弱、バランスのほかに、音のつながり方、長さ、立ちあがりの固さ・柔らかさ、音色などの要素によって変わってくると説明してあります。

また指揮者の勉強として次のような指摘がありました。スコアへの書き込み、歌詞の勉強、聴き分ける力、スコア・リーディング、楽器への知識・経験、分析、指揮技術、リハーサル、言葉遣い、オペラなど共同作業、まとめ、と書かれている項目のいずれも参考になりました。
プロの指揮者になれるわけもないのですが、参考になったことは、チョン・ミュンファ氏の「音楽で一番大事なことは、歌なんです。」「みなさんが自由に音楽をできるように感じることです。」という言葉で、筆者同様感銘を受けました。
日本の指揮技術偏重傾向を嘆く茂木氏の指摘は尤もで、自分の音楽をやろう、という意志の強さが必要だというお話も頷けます。

クラシック音楽の鑑賞法などに王道はないと思います。いろいろな音楽会に出かけて素晴らしい音楽と出会い、濃厚で素晴らしい時間を得られれば良いわけですが、その前に本書を読むことでかなり理解できることも多いと感じました。
表題にある「拍手のルール」は、拍手のTPOといった感じで読ませてもらいました。プロの演奏家としての捉え方による視点の違いが、興味深かったですね。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ゆっくり読書 VINE™ メンバー
形式:文庫
奏者および、指揮者として、舞台からの目線で、「拍手」の定義をするという、なかなか興味深い本です。
もちろん、鵜呑みにして、その通りに拍手をする必要は無いと思うのですが、「こういう拍手だけはされたくない」という点は、最低限知っておくべきかなと思いました。

また、著者がクラシック曲を自分の視点から紹介しているのですが、これがなかなか興味深かったです。
普段からあまりクラシック曲を聞かない人には、あまり向かない本かもしれませんが、家でCDを聞いたり、たまにホールに行ったりしている人には、楽しめる本だと思います。
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