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拉致対論
 
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拉致対論 [単行本]

蓮池 透 , 太田 昌国
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商品の説明

内容紹介

*北朝鮮制裁策に代えて、対話を進めよ
かつて対極の立場にいた二人が、政府・救う会・家族会・メディア・革新派の
閉塞を解き明かし、新しい知恵と方策について率直に語り合う画期的な対論。
威圧と偏見と付和雷同を改めて、異論の自由対等な交換に力を尽くせ。
前・家族会事務局長が強硬派から対話派へ変身を遂げた理由に耳を傾けて、
次に変身するのは読者たち、あなたたちの番です。

*目次の概要
第一章 対話を通した意見の変化と認識の深化
・家族会救う会の特異な関係
・なぜ家族会事務局長を解任されたか
・日本政府は拉致被害者の人権を考えなかった
・蓮池薫さんが北朝鮮で身につけた複眼的思考
・ 日本と北朝鮮の架け橋に
第二章 拉致問題の起源と停滞する現状
・警察は拉致の実態を把握していたのか
・自民党にも、左派・マスコミにも北朝鮮タブー
・北朝鮮はなぜ日本人拉致を行なったのか
・日本は一方的に北朝鮮を責めることはできない
・拉致問題を日本の右傾化に利用する者たち
・安倍晋三と中川昭一の罪
第三章 経済制裁は悪しき袋小路。交渉へ!
・家族会はなぜ圧力団体になってしまったのか
・日本外交の深刻なダメさ加減
・経済制裁では絶対に解決しない
・安倍晋三は家族会をもっとも利用した
・拉致問題でマスメディアが果たした役割
第四章 二人の対話から国境を越えた対話へ
・北朝鮮の核実験をめぐって
・在日朝鮮人の切実な声
・対話を始める、そして、つながり合う
(担当編集 高瀬幸途)

内容(「BOOK」データベースより)

北朝鮮制裁策に代えて、対話を進めよ。なぜ、前・家族会事務局長が強硬派から変身したのか。かつて対極の立場にいた二人が、政府・救う会・家族会・メディア・革新派の閉塞を解き明かし、新しい知恵と方策について率直に語り合う画期的な対論。

登録情報

  • 単行本: 224ページ
  • 出版社: 太田出版 (2009/8/29)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4778311817
  • ISBN-13: 978-4778311810
  • 発売日: 2009/8/29
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By ぽるじはど トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 本書成立の背景は、太田が真っ向から見解を明示する左派が殆どいないとし、蓮池が家族は被害者帰国が最大目的だが、救う会に利用・イデオロギー化され、北に強行姿勢を取る政治家を無批判に称揚し、自民党右派や兵器産業が喜びそうな方向へと世論と共に誘導されていったと、お互いが自己批判するベース上にある。

 
 世論は、犯罪報道と同じく被害者の他人の不幸に上から目線で同調、加害者への憎悪が煽られ「制裁を加えよ」と声高に叫ぶが、個別で具体的な被害者の立場を十把一絡げにし、自分は何の傷も負わず怒りと悲しみの言葉を一方的にぶつけ、好戦的発言を行ってきたと両者は語る。
 その無責任さは、ある日突然国家に拉致され、長く拘置所等に監禁され時には殺される冤罪被害者救済に、返り血を浴びる恐れから、このようないかがわしい同情的なクウキが同調しない事からも証明される。
 

 そんな世論は、平沢勝栄のような救う会と家族会の背景や要改善部分を知る人の口も噤ませ、被害者攻撃へと変質もすると蓮池は言う。

 
 9.17後日本は、慰安婦・強制連行等加害者として贖罪の歴史を生産していないにも関わらず、“晴れて”被害者として北をターゲットにナショナリズムの勃興を勝ち取った。
 これは、北が「植民地支配に対し何の誠意も示さぬのに、何故我々が先に低姿勢で拉致問題解明の要請に応じねばならんのか」とする論理に全く対抗できておらず、怒りと憎しみの隘路に陥っただけで、何れも醜悪でしかない。

 解決へは「歴史的な関係が深かった他国に突きつける事は自らにも突きつけるようにせねば問題は解決しない(太田)」を踏まえ、金賢姫が田口氏らに言ったように北の自尊心を生かした交渉を行う他ない。

 北の目的は米との国交樹立・平和条約締結。
 それが日本の頭越しに成立すると交渉再開は更に遠のく、と念頭に置き被害者救済を模索せねば、結果皆が空しい気持ちを抱くのではないか。
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