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拉致問題を考えなおす
 
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拉致問題を考えなおす [単行本]

蓮池透 , 和田春樹 , 菅沼光弘 , 青木理 , 東海林勤
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

日本と北朝鮮との拉致問題交渉が断絶して数年がたつ。日本政府は、交渉は「拉致被害者全員が生きていることを前提にする」という立場で、経済制裁など圧力を強化してゆけば北朝鮮が折れてくるという見通しに立っていたが、いっこうに進展の気配がみえない。その間、北朝鮮による核実験の強行など、アジアの緊張が高まっている。本書は、世論に迎合してデッドロックに乗り上げたこれまでの日本政の政策を批判し、前提条件なしにまず交渉すること、日朝国交正常化を目ざすこと、それのみが拉致問題解決や緊張緩和に資することを冷静に分析し提言する。

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ拉致問題は行きづまったのか。蓮池透さんの日本政府へのいらだち、横田早紀江さんの内面問題、客観性を欠くマスメディア論調や「拉致問題対策本部」批判。感情的な世論に迎合することなく冷静に北朝鮮外交を展望する。

登録情報

  • 単行本: 219ページ
  • 出版社: 青灯社 (2010/9/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862280447
  • ISBN-13: 978-4862280442
  • 発売日: 2010/9/27
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 清高
1.内容
ご存知のとおり、いわゆる拉致問題は膠着状態である。小泉純一郎さんのときは、交渉が進んでいたのだが、安倍晋三、麻生太郎、鳩山由紀夫各内閣は、強硬路線をポーズで示すだけで(ポーズなら誰でもできる。理性的に解決しろ!)、交渉できず、結果、拉致被害者は救出されない。また、世論は北朝鮮憎しであり、さらには家族会や救う会の不適切(個人的には仕方のない側面はあると思う反面、田原総一朗さんを訴える行動など、行き過ぎもあると感じた)な行動により、検証すらできない有様になっている。このような状況では、解決は望むべくもない。打開するには、自由に議論をし、国交正常化の過程で解決するしかあるまい。核兵器のことも考えると、国益にも沿う。

2.評価
「和田春樹」(東京大学名誉教授で、朝鮮半島問題が専門と聞く。拉致問題発覚後、厳しい批判を浴びた)の名前を見て、「あ、左だ、読むに値しない」と言うことなかれ。拉致問題を解決する上で、別種の、鋭い見解が満載ですぞ(ゆえに星5つ)。蓮池透さんだって変わらず「拉致被害者を返せ」と叫んでいますよ(趣旨。「中傷めいたことを言」(p2)われているようで、お気の毒に。また、「中傷めいたことを言」うのは最低)。青木さんの論文も、民主党の事業仕分けのヒントにもなっており、鋭かったですね。しかし、個人的に一番参考になったのは、菅沼光弘さんの論文。日朝国交正常化は、アメリカ、韓国、中国、ロシア、どこも望んでいないとか。経済面で日本が支配するのが好ましくないのが理由の一つだそうだ(p133「日韓の貿易は常に日本の黒字」ではねぇ)。このことも含め、拉致問題、さらには日朝国交正常化は、日本人のあり方が問われているのだ。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書の興味深いところは科学的社会主義の観点からの学術的考察と科学的社会主義国家への信頼が生む日本人とチュチェ思想の対話というところでしょう。その点でいえば独裁制国家(もちろん多くの人は北朝鮮が独裁国家だとは認めないのでしょうが)との対話はアプリオリに可能という、ナチスとの融和をもくろんだイギリスを彷彿とさせます。すなわちチュチェ思想をもっている人間への信頼と多大な理解があれば拉致問題は解決可能であるという民主党政権は既に拉致問題を解決しているはず・・・なのですが、民主党政権に投票したことがある人は悔やまれることになるかもしれません。
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