主従関係という言葉だけで御飯3杯はイケる。
更に主が受ならどんぶりでおかわりできる私は迷う事無く手に取りました。
乳兄弟・将希と坊ちゃん・志束のお話。
長年思いを秘めた将希に無条件の信頼を寄せる志束。
志束の兄が勧める将希の縁談が志束に唐突に愛情を自覚させる。
その戸惑いと複雑な感情が裏腹な言葉を呼び、
ギリギリだった将希の気持ちを乱す。
エピソードも設定もよくあると言われてしまえばそれまでですが、
志束メインで書かれた文章は彼の気持ちをとても的確に無理なく伝えてくれます。
とても読みやすい文章。
全編にしっとりとした空気の流れがあるように思います。
心の動きがとても丁寧に書かれて綺麗で切なくて幸せなお話。
この作者の本は初めて読んだのですが、他の本にも興味が出てきました。