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抱影 (100周年書き下ろし)
 
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抱影 (100周年書き下ろし) [単行本]

北方 謙三
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

情念が迸る。男と女の純愛ハードボイルド!横浜のバーのオーナーで画家の私には時折会うだけの女性がいる。響子。彼女が死の病に冒されたことを知った私は、最期の作品を彼女の躰に刻みつけようと考えた。

内容(「BOOK」データベースより)

赤レンガ倉庫。関内のバー。運河に映るハーモニカハウス。外国人娼婦たち。港町の裏表を見つめてきた硲冬樹は、人妻、響子から死期が近いことを聞かされる。硲は、彼女の裸身に、だれも目にすることはない作品を刻みつけることを決意する。

登録情報

  • 単行本: 378ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/10/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406216535X
  • ISBN-13: 978-4062165358
  • 発売日: 2010/10/1
  • 商品の寸法: 18.8 x 14 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 105,542位 (本のベストセラーを見る)
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
40歳代の読者である私にとって
男、女、カネが巧みに絡む話は待望の北方作品である。
読後感からは、単純に「ハードボイルド」と類型化されるような印象を受けない。
上質な描写に満ちた現代小説として、繊細な筆致と深いメッセージを湛えている。
例えば、デッサンに向き合う画家の心の中や肉体的な葛藤を
見事な活字表現に引きなおしたその筆力にうならされる。
葉巻や酒に関する種々の描写、こだわりも細部にわたって冴えている。

思わず手帳に書き留めたいような至言が随所に出てくるのも魅力。
往年の傑作『檻』と読み比べてみるのも一興だろう。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By いせむし トップ500レビュアー VINE™ メンバー
久しぶりのハードボイルド小説。

横浜を舞台に、
余命半年の女を想う男。
抑えた感情がほとばしる描写がいい。
本書純愛に生きる男の物語でもある。
生と死を考えさせる。
後半ストーリーが動くが、
そこでの主人公の生き様が現れる。
そこが本書の読みどころだ。

簡潔にして余韻のある文体に酔いしれる。
お勧めです。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
久しぶりに北方謙三を読む。
『血涙』以来か?

主人公は抽象画家である。(といっても本人は画家ではないと言っているが…)
写実的なデッサンをひたすら重ね、狂気めいた創作活動の末、ある瞬間抽象へと飛ぶ。
この過程の描写がまさしくハードボイルドである。

しかしながらストーリー自体はなんだか甘っちょろい。また、脇を固める登場人物も…。
主人公に犯られてしまう画家志望の美大生、主人公が描き続ける想い人の外科医、
NPO活動の揚句片腕をとられる若い男etc.etc.…なんだか無理やりハードボイルドしていて
そのせいか主人公の生き様も結末もかえってなんだか滑稽に思えてきてしまう。

主人公が描く抽象画の様な研ぎ澄まされたハードボイルド小説には
なっていないところがちょっと残念。
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