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抱き桜
 
 

抱き桜 [単行本]

山本 音也
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

昭和30年ふたつの家族が辿る哀しみの日々
戦争の傷跡を残す和歌山市。ある夏の日、紀ノ川の筏師を束ねて隆盛を極めるも、戦後零落した男のひとり息子・広之と、大阪から夜逃げしてきた一家の男の子・勝治が出会った。川や城跡での遊び、淡い初恋、勝治の母の水死事故、大阪に住む広之の生みの親を訪ねる1日。きらきらひかる、しかし哀しさを含んだ数々の出来事は、それぞれの家族に見守られながらも、心によるべなさを抱く少年たちを結びつけ、広之の父が語る「人間の魂は、吉野の山に咲き誇る桜の花びらに抱かれている」という言葉の意味を教えた。 生きることは切なくて、魂はひりひりと泣く。それでも人は生きていく。人の世の哀歓を見事にとらえ、読む者の心をしっとりと包みこむ、書き下ろし小説。

内容(「BOOK」データベースより)

ふたつの家族、三人の母と、三人の子。生きることは哀しく、魂はひりひりと泣いていた。魂が涙する家族小説の名作。

登録情報

  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: 小学館 (2005/3/23)
  • ISBN-10: 4093875669
  • ISBN-13: 978-4093875660
  • 発売日: 2005/3/23
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,301,484位 (本のベストセラーを見る)
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By I'll go to a place in the sun VINE™ メンバー
形式:文庫
和歌山という、20年ほど前、「近畿のおまけ」とまで歌われたマイナー都市が舞台の小説である。
時代は昭和30年。
もちろん、私もまだ生まれてはいない。
しかし、その時代感が、まるでにおいつきの映像でも見ているように、訴えかけてくる筆力に圧倒される。
そして、そこには、古きよき日本人がいる。
感動というと大げさだが、静かに胸に染み入るそんな小説である。
こういう小説にはめずらしく、徹夜した。

出来れば、誰かが映像化してくれることを祈っている。
大和上市の桜はきれいだろうなぁ。

お薦めは、やっぱり、当時のことを知っている五十代以上の人ということになるが、
子供が主人公である点で、小学生にもお薦めである。
案外、来年の、奈良や和歌山の私立中学の国語問題にひょっこり出ていそうな気がする。
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