それぞれ祖国をなくした、王子ユーザと翔翼人の姉弟ユリエとカイの旅。
ユーザの身の変化をきっかけに、3人の旅に転機が訪れます。
3人の、互いを思いやり支えあう関係性に泣かされます。恋愛色希薄な分、繊細に際立ちます。
同作者様の「姫君と婚約者」シリーズのレイ・レナ姫の清廉さや仄暗さや誇りある強さが好きな私は
きっとこのシリーズは好みだろうと思ったらその通りでした。
シリーズ6冊目である今巻から第2部的な展開になっているのですが、中断しています。
現在のコバルト文庫は華やかで恋愛色豊かな方向性がありますが、別方向の作品のニーズもぜひ掬い上げてほしいです。