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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
現代語に翻訳されて非常に読みやすい,
By
レビュー対象商品: 折りたく柴の記 (中公クラシックス) (新書)
新井白石の著作は代表作である本書の「折りたく柴の記」や「読史余論」「西洋紀聞」など、歴史の授業で名前を暗記しても、実際中身にふれる機会など少ない方が多いのではないだろうか。私もその一人です。しかしながら本書は、現代語訳に翻訳してあり、まったく苦もなく読み進めることができます。 家系の歴史や直参に取り立てられまでの本人の略歴や、自らが起草した政策の解説、当時を騒がせた事件の顛末などが書かれていて、当時を知る上での一級の資料とも言えるし、当時の武家社会の様子なども垣間見ることが出来る。 当時の幕府で何が重要な問題とされ討議されたか? 領地の争いや、血族間の殺人など、こんな問題が中央政府で真剣に討議されたのかと思うようなこともあり、当時がいかに平和な社会であったのかも連想させる。 側近政治についても、柳沢吉保、荻原重秀らを批判しながらも、老中や大老、若年寄がいわゆる世襲の大名二世三世でその能力が低いことが原因とし、今の国会議員と官僚の関係のようがきがしてならない。 当時の幕府の中枢の様子をしる、読みやすい本です。お薦めします。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「折りたく柴の記」を読む,
By 各務雲谷斎 "雉鳩" (岐阜県各務原) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 折りたく柴の記 (中公クラシックス) (新書)
今、日本経済新聞朝刊に連載の「韃靼の馬」を読み始めたところ、愛読の藤沢周平著「市塵」に登場する数々の人物が活躍を始めた。これは、原典の「折りたく柴の記」を是非紐解かねばと、アマゾンさんを検索し購入した次第。桑原武夫氏の現代語訳なので読みやすく、新井白石という人の深い教養と、世情をよく理解した人情味溢れる献策に深く心を打たれ、徳川家宣がもっと長命であったなら、この日本ももう少し違った姿になっていたかも知れないと思わせられる。 是非藤沢周平著「市塵」もあわせ読まれることをお勧めする。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
江戸時代のブログ,
By hawaiijoho "hawaiijoho" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 折りたく柴の記 (中公クラシックス) (新書)
読みやすいです。古典の素養がなくても、スイスイと読めます。内容は江戸時代のブログというところでしょうか。事件があって、その意見と裏事情を述べるというもの。新井白石は幕府のアドバイザーですから、いろいろなディジジョンメーキングにからんでいます。そういうわけで、「この事件の裏は実はね…」という語りです。本人は「ぜったいに公にしないように」と遺言を書くのですが、内容が立派なものですから、後世のご子孫が公にしたようです。 彼は朱子学者ですが、いただいた報奨金で鎧を新調したり、武道に通じていたりと筋肉質な考え方。軟弱すぎる今の時代からみると、バッサリと切るところは爽快です。同時、説教親父なところもあり、「こういう人が上司じゃなくてよかった」と思えました。 読んでいくうちに当時の、時代精神を感じることができます。 「時代精神(ツゥエイスゲイスト)」っていうのは、この本を読んでいくうえで、重要な言葉じゃないでしょうか。
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