著者は全員現役の大学院生。読み始めると,いきなり出てくるクッツクンジャー5人(5種類の抗体)。戦隊ものでIgGからIgDまでを紹介しているから子供向けの啓蒙書かと思いきや,レベルはかなり高い。アレルギーの項目は著者にアレルギーの現役の研究者が入っているだけに具体的で勉強になる。
またモノクローナル抗体について書かれている入門書は多くてもこの本のようにポリクローナルについて書いてある本は少ない。Western Blot法やELISAなど免疫を使った研究方法についてもわかりやすく解説してある。
終わりのほうで,免疫を使った先端企業へのインタビューも読ませる。比較的小型なのにちょっと割高なのは装丁がかなり凝っているからでこれがなければあと300円は安くできたとも思えるが,この価格の価値は十分ある本だった。若い研究者が書いた本はおもしろい!