著者がタイーホされた後に読むと、投資本とは思えぬほどやけに多い時事ネタに関する雑感部分が読み応えがある。「お前が言うなよ!」と突っ込むも良し、「そもそもの問題意識は悪くなくても、結果がついて来なかった経営者の末路は悲惨だなぁ」と感慨にふけるも良し、である。
とは言え、単なるお笑い本ではないことも強調しておこう。どんな人間が書いていようと、書いてあることに価値があればそれでいい。割とコンサバ、かつまっとうな投資指南書であることは間違いなく、投資について一番最初に読む本がコレであれば、その人は恵まれていると言えるんじゃないでしょうか。おススメです。でも、2年分の生活費、ってそこまでいるかなぁ?という点だけはちょっとひっかかる。もちろん、貯金が足りないより多すぎるほうが全然よいんでしょうが。
以下余談。個人的にはあの「メール削除を指示」って、金融検査マニュアルを作った人間がそんな指示を出すとはとても思えないので、タイーホについては検察の捜査の進め方に問題ありそうな気が大いにする。かと言って完全シロってこともないんでしょうけどね。