やさしく、分かりやすく語りかけてくださり、たいへん丁寧な印象をもちました。
長期投資について、内容を100の話に分け、1つの話を見開き2ページ500文字程度で簡潔にまとめられています。読みすすめやすいと思います。
著者自身が「長期投資絵本」と書かれていますように、見開きページに1つずつ、本文の内容を表すイラストが添えられています。経済の流れやアセットアロケーションの切り替え等については、本文の概要を2ページを使って説明してくださっていましたので、理解が深まりました。
著者は、投資を、自分の価値観や思いや夢を、自分のお金で表現していくことである、とおっしゃっています。自分の思いを実現するために、自分のお金に働いてもらいましょう。自分の望む世の中を築いていってくれるために頑張っている企業を、長期投資によって応援しましょう。と呼びかけられています。長期投資は自分のお金をそのまま直接、夢の実現に向けて投入していくことだ、と表現されるのも理解できます。
自分だけが儲けようとするのではなく、世の中のためにもなるという投資です。しゃかりきになって張り切らなくても、のんびりゆったりいきましょうという、心に余裕のある投資です。
長期投資をすすめてはいらっしゃいますが、お買い得な投資信託の種類をあげられているわけではありません。実績や手数料等をまとめられているわけでもありません。ご自分の関わっている投信を直接すすめられているわけでもありません。長期投資の哲学を伝えられています。
若いとき、高校生や大学生、あるいは、働き出してすぐの頃に読みたかったです。