本書はテクニカル分析の教科書であると同時に、新井邦宏さんの相場哲学書です。
本書が説くポイントは以下の点です。
1.テクニカル分析の基本は主要な高値・安値の確認。ポイントとなる価格帯をブレイクするかどうかを地道に確認する作業。
2.トレンドに乗ることが安全な投資。トレンド・フォローが基本。
3.逆張り、ナンピンは危険。
4.オシレータ系のテクニカル指標は無用。
5.大負けしない為にはロスカットが重要。
6.ロスカットには逆指値が必要。ストップ・ロス・オーダーを使うことで大負けを防げる。
7.買い(売り)出動においても逆指値が必要。
8.チャートはローソク足(日足)、移動平均線、ボリンジャーバンド(σバンド)、一目均衡表で十分。基本的な道具を使いこなせば戦える。
本書のポイントを押さえて株式投資を行なえば、少なくとも大負けすることは無くなると思います。トレンド・フォローに徹し、トレイリング・ストップで利益を追求し、ストップ・ロス・オーダーでリスクを限定すれば、資産を増やすことも夢ではないと思います。
株式投資で実際の売買経験の無い方には、本書は若干難しいかも知れません。(役に立たないということではなく、真意を理解しづらい可能性があるということ。)
逆に株の売買経験が少しでもあり、相場の価格変動に翻弄され、損失を出してしまったことがある方には是非読んで頂きたい本です。