通常、人間の認識の範囲は限られたものですが、別種のリアリティをもって、更にそれ以上の世界を認識したという実例が多く報告されています。
いままでの一元的な認識のフォーマットだけでなく、より広い世界、まだ知られていない世界の存在があるのではないかということは古今の人が感じていたものだと思います。
本書の冒頭の、脳と記憶の関係についての話が興味ぶかいです、脳の記憶に関わる特定部位を切り取ったら、記憶がなくなると思っていましたが、この本によると、実験によって、そうではないことがあることが確かめられたとあります。これに関係してホログラムの性質との類似を考察しています。「すべてのもののなかに、すべてがある。」という言葉がありますが、その一つの実例となるものでしょう。
脳の機能の仮説の考察から、さらにボーム博士との出会い、宇宙そのものがホログラムであるという話にまで進展していきます。
多くの奇跡的な現象を紹介し、その現象の持つ意味を考察しています。世界にはまだ解明されていないことが多く、通常の認識の範囲を超えた世界があるということが明らかになっていきます。
人間が感じているリアリティということについて、もう一度見直してみる必要があると感じさせてくれる本でした。