表題作は主人公・吉野(受)と橋元(攻)のお話。
吉野の部署に新しくやってきた橋元。仕事のできる奴なのに、何かにつけて絡んでくる。まともな昼飯を食べていないからと吉野のために弁当を作ってきたり、取引先との食事に同行したり。とかくウザい。
[おかま]だの[気持ち悪い]だの[お前だけは嫌]だの散々な言われようなのに、それでも吉野の尻を追いまわす(不毛な)橋元が素敵。いつもは淡白でつれないのに、酔うと素直になってしまう吉野もかわいい。
二作品目は主人公・内藤(攻)と博田(受)のお話。
雇い主であるにも関わらず、住込み助手の博田にこき使われている(世話をさせられている)内藤。
雇い主よりも雇い主らしい性格の博田に手を焼くが─。
物腰柔らかでお兄さん的な内藤が素敵。ねこみたいにコロコロと態度が変わる博田を世話する様子は、なかなかほほ笑ましいです。
三作品目は主人公・池内(受)と大多(攻)のお話。
さんざん飲んで明け方、ソファの上で目覚めた池田はまだ夢うつつ。隣で眠っているはずの大多の顔が目の前にあり、そのままワケも分からぬうちにキスされて─。
仕事面では厳しい上司の大多だが、プライベート時の気さくさが素敵。無表情なのもかっこいい。甘ちゃんなところのある池内に見合ってます。
上記三作で構成されたこの一冊。巻末に8ページの描き下ろし。(吉野×橋元のその後)
読後はすっきり不満なし。ぜひ一読ください!