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抒情の奇妙な冒険 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
 
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抒情の奇妙な冒険 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) [単行本]

笹 公人
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

憧れの昭和から、平たく成った平成の現代、そしてまだ見ぬ未来―「私」は三十一文字の空想とともに、「抒情」の在り処をさぐる旅へ。新世代短歌の旗手が『念力家族』『念力図鑑』に続いて贈る第三歌集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

笹 公人
1975年7月8日、東京生まれ。17歳の頃、寺山修司の短歌を読んだことがきっかけで作歌を始める。1999年、未来短歌会に入会。岡井隆氏に師事。2004年、未来年間賞を受賞。NHK学園講師。朝日カルチャーセンター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 185ページ
  • 出版社: 早川書房 (2008/3/20)
  • ISBN-10: 4152089075
  • ISBN-13: 978-4152089076
  • 発売日: 2008/3/20
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
笹氏の短歌は、前作「念力家族」を繙いてわかるように一見奇を衒うように見えて繊細な作品に満ちている。今回は時代背景がはっきりしている分、私などの世代には題材が見えやすい。それだけに、なのかもしれないが、言葉の使い方、ことに口語と文語の組み合わせに何か蕪雑なものを感じてしまう歌があちこちにあって、少し悲しい。
しかし何より問題なのは巻末の栗木京子氏の解説である。「ジョジョの奇妙な冒険」も読まずに(ネーミングの由来は教えられたらしいが、それでも読んでいないとみえる)、この歌集について云々すること自体疑問符がつく。この歌集はそれぞれ個別の主題とも言える事項、たとえばジャミラにせよメトロン星人にせよ生方アナにせよケイシーにせよ、それらに対する理解がなければ殆ど成立しないのだから。読解力そのものはどうかというと。
ペーパーを買い損ねたる伊東家のトイレに垂れる一筋の縄
の「縄」が「水洗のために引っ張る紐だろうか」なんて書いてある。もちろんこれは、昔、紙が貴重品だったころに田舎であった排便後に尻を拭くための縄のことであるし、そうでなければこの歌は意味を為さない。大体「紐」と「縄」の区別を理解せずして、「細部へのこだわりが独特」などと言えるのが凄い。
歌集として星4つ、解説で一点減。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「「ドラえもんがどこかにいる!」と子供らのさざめく車内に大山のぶ代」

・・・こうした作品を見れば分かるように、笹短歌とは基本「おもしろい」ものなのですが、かといってそれだけか?というと案外そうでもなくて、それが、なんというか、この方の作品が持っている「コク」であります。

最新作『抒情の奇妙な冒険』では、その「コク」が増しておりました。実に味わい深い。というか「切ない」。

夕焼け、裸電球、放課後、砂場、冬の陽だまり。このあたりのワードでキュンとなったらもう最後、ユリ・ゲラーやたけし城、なめ猫、聖子ちゃんカットと、さまざまな単語に、笑いよりもむしろ懐かしさ由来の切なさを感じずにはいられません。口元は笑っていても、心中は切ない。それが笹氏の「抒情」ということなのでしょう。

学習漫画『杉田玄白』読む子らよ腑分けの場面トラウマとなれ

陽だまりの春の廊下でふりむけばタイム・リープの少女に会える

一瞬でケンシロウに殴り殺される雑魚にも母がいるということ

・・・おもろ切ないこの「ねじれ具合」を味わってみて損はないかと思います!
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
タイトルを見て『ジョジョの奇妙な冒険』のパロディだな。と思ったら、それだけではないです。この作品は、タイトル通り、抒情短歌のとても奇妙な、それでいて、とても優れた冒険の成果だと思います。作品の基調にあるのは《ノスタルジィ》。失われた《黄金時代》への切ない追憶が、作品のメインテーマになっています。思わず爆笑してしまう短歌も多いが、読んだ後に残るのは、不思議な《切なさ》と不思議な《優しさ》。タイトル通り、現代抒情短歌の非常に冒険的な傑作だと思います。
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内容・タイトル 返答 最新の投稿
すばらしい表紙なので。 0 2008/03/25
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